改めましてkitajinと申します。ここではボクが観てきた1990年代のバラエティー番組について紹介していきたいと思います。1990年代は、バブルが崩壊して間もなく、まだまだテレビに勢いがある時代でした。

観てきたバラエティー番組 1990年代 10選
痛快!明石家電視台
「痛快!明石家電視台」 は、毎日放送で1990年から現在も放送されているバラエティ番組です。
主な出演者 明石家さんま・間寛平・村上ショージ・松尾伴内・ジミー大西ほか
番組の内容――今現在も続いている明石家さんまの関西のローカル番組です。番組前半はゲストを呼んで、観客に質問を募集するコーナーの「なにをきくねん」。次に楽屋でのさんまを中心としたレギュラー陣との絡みの「楽屋トーク」。後半がレギュラー陣とゲストを交えた「クイズコーナー」。最後が観覧者を巻き込んだ「プレゼントコーナー」と今も変わらず続いています。
変化の激しい時代にあって、昔からの形をほとんど変えずに来ている珍しい番組で、それが成立しているのは、明石家さんまと周りのレギュラー陣の掛け合いの面白さと関西の暖かさなのではないでしょうか。
深夜の時間帯ながらよく観ていました。
世界まる見え!テレビ特捜部
「世界まる見え!テレビ特捜部」は、1990年から現在まで放送されているドキュメンタリーバラエティ番組です。通称「まる見え」
主な出演者 ビートたけし・所ジョージ・楠田枝里子など
番組の内容――世界各国のテレビ番組を輸入してきて、面白映像をスタジオで観て、意見を交わすというスタイルの新感覚バラエティー番組でした。
現在と違い、昔は海外の番組などを観れる機会がなかったので、それだけで貴重な番組でした。
現在でも、面白いところを編集して吹き替えを入れて放送してくれるので、YouTubeで動画を観るというのとは一線を画し、楽しめます。
明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー
「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」は、フジテレビ系列で1990年12月25日から毎年クリスマスの深夜(あるいは近い時期)に特別番組として生放送されるバラエティ番組です。通称「明石家サンタ」
主な出演者 明石家さんま・八木亜希子ほか
番組の内容――年に一回、クリスマスの時期に生放送で、放送される明石家さんまの視聴者参加型プレゼント番組です。はがきや当日の電話などで、その年にあった不幸で面白い話をして、さんまが面白いと判定すれば合格で豪華賞品を貰える権利を得られます。しかし、賞品はすべてパネルナンバーになっており、その中にはもらって嬉しくない商品も混ざっています。嬉しくない賞品をもらった反応など、それも含めて笑ってしまう番組です。
番組当初は素人ばかりでしたが、回を重ねるごとに芸能人や著名人が参加するようになりました。
何でも面白くしてしまう明石家さんまが、年に一回お祭り騒ぎでやるこの番組は、始まった当初は新鮮でめちゃくしゃ面白い番組でした。毎年楽しみにクリスマスの夜を待っていたものです。
生放送という事もあり、ハプニングなど、予想通りに進まないところも面白さの一つです。
ダウンタウンのごっつええ感じ
「ダウンタウンのごっつええ感じ」は、1991年~1997年までフジテレビ系列で放送されていた。お笑い番組です。通称「ごっつええ感じ」または「ごっつ」
主な出演者 ダウンタウン・今田耕司・東野幸治・130R・YOU・篠原涼子ほか
番組の内容――ダウンタウンがレギュラー陣とコントやゲーム、新企画を試したりする番組です。
今見ても面白い傑作コントの数々、様々な斬新な企画などどこを切り取っても面白く、当時、裏番組の「天才たけしの元気の出るテレビ」を観てたのですがいつの間にかごっつええ感じを観るようになっていました。
今も一線で活躍する、今田耕司、東野幸治、130R(板尾創路・ホンコン)、YOU、篠原涼子を有名にしたのもこの番組でした。
ダウンタウンDX
「ダウンタウンDX」は、日本テレビ系列で1993年から現在も放送されているトークバラエティ番組です。略称は「デラックス」
主な出演者 ダウンタウン・ゲスト
番組の内容――番組当初は、大物と言われるゲストとその人に関わる人たちを呼んで、ダウンタウンが話を聞くというスタイルでした。普段あまりテレビに出ない人やダウンタウンと絡んだことのない大物がどのような話をするのかが楽しみな番組でした。
それがどんどんと番組を改変していき、多くのゲストを迎え、写真やエピソードを語っていくという現在につづくスタイルに変化していきます。
ダウンダウンの人気がどんどんと上がっていき、勢いが増した中で始まった番組で、彼らの成功がまるで自分の成功のように誇らしかった時代でした。
恐らく多くの若者がボクと同じような感覚で、当時のダウンタウンを見守っていた事でしょう。
恋のから騒ぎ
「恋のから騒ぎ」は、1994年から2011年まで日本テレビ系列で放送された恋愛トークバラエティ番組です。通称は、「恋から」または「から騒ぎ」
主な出演者 明石家さんま・ゲスト・レギュラーの素人女性
番組の内容――オーディションで選ばれた素人女性の恋愛話をテーマに沿って取り上げて、それを明石家さんまが上手く笑いに変えていくというスタイルのトークバラエティです。一年に一度、オーディションをして面白素人女性を選んで、番組を作っていくというスタイルを作っていました。この中から、後にアナウンサーやタレントになった女性も数多くいます。
この番組の面白さは、面白素材の素人女性に明石家さんまがいかにキャラクターを付けて、笑いに変えていくのかと、彼女たちのエピソードをどうやって広げていくのかです。
明石家さんまが指揮者となり、面白く響くように話を振っていくというオーケストラ番組で、後のさんま御殿にこの手法は引き継がれていきます。
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP
「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」は、1994年~2012年までフジテレビ系列で放送されていた音楽バラエティー番組です。通称は「HEY!HEY!HEY!」
主な出演者 ダウンタウン・アーティスト
番組の内容――この番組はダウンタウンが、様々なアーティストとの絡みによる化学反応を楽しむ番組です。毎週、CHAMPと言われる有名アーティストを一人取り上げて、彼らとダウンタウンのトークを中心に、後半は新人や新曲を発表するアーティストを呼んで、歌とトークを展開していきます。
90年代は、音楽業界も様々なアーティストや才能が誕生してCDが馬鹿みたいに売れた時代です。そんな時代に、人気絶頂だったダウンタウンが、テレビには素人同然のアーティストと絡んで面白おかしく紹介していくのがウケて番組は大ヒットしました。
また番組から生まれたユニット、H Jungle with t(浜田雅功と小室哲哉および小室ファミリー)のデビュー曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」がミリオンセラーを記録しました。
ダウンタウンの影響力が徐々に高まり、それが絶頂をむかえたのがこの「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」でした。
番組から生まれたにユニットH Jungle with tが大ヒットを飛ばし、松本人志が著書「遺書」を出して250万部を売り上げるなど、何をしても大ヒットを飛ばす彼らに、ボクと同年代の若者たちは夢中になっていました。
一人ごっつ
「一人ごっつ」は、1996年から1997年にかけてフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組です。後継番組として、「新・一人ごっつ」1997年10月14日~1998年3月24日「松ごっつ」1998年4月14日~1998年9月22日と続いた。
主な出演者 松本人志・木村祐一・板尾創路
番組の内容――一人ごっつは松本人志が寺のようなセットで一人座り、背後にある大仏、「師匠」から出されるお題を答える大喜利コーナーを延々と一人でやっている番組でした。その後、「新・一人ごっつ」「松ごっつ」で木村祐一や板尾創路などが加わり、様々なお笑いへのチャレンジ企画が行われました。
現在の「IPPONグランプリ」の前身になるような番組で、大喜利を社会に広めた先駆け的作品です。
松本人志のお笑いの世界観を、世間に浸透させていくために作られたような番組です。
大喜利がここまで世間的に認知し始めたのは間違いなく彼の功績であり、それが始まったのがこの番組が最初でした。
人気者でいこう!
「人気者でいこう!」は、1997年~2001年までテレビ朝日系列にて放送されたバラエティ番組である。
主な出演者 浜田雅功・奥田民生・KEIKO・遠藤久美子・志村けんほか
番組の内容――浜田雅功を中心とする人気者メンバーが様々な企画を通して遊ぶとういう緩いコンセプトで始まった番組です。番組が始まった当初は、「人気者ハウス」なる芸能人が遊べる秘密の隠れ家を作ったりしていました。その後はクイズやロケ、様々な企画をして、「芸能人格付けランキング」始まったのもこの番組からでした。
ダウンタウンの人気も不動になりつつあったこのころから、ピンで仕事をすることが増えてきました。浜ちゃんは、この前からドラマや歌などをヒットさせ、満を持して始まったのが、この番組です。
「HEY!HEY!HEY!」で懇意になった人脈との交流などを活かし、様々な企画で遊ぶまさに人気者=特権階級のような番組でしたが、それがウケていました。
しかし、「人気者ハウス」は利便性が悪く、一般人に知られたために企画自体が終了となり様々なてこ入れが加わります。そんな中で生まれたのが、格付けです。
あいのり
『あいのり』は、1999年~2009年までフジテレビ系列で放送されていた恋愛バラエティ番組です。
主な出演者 久本雅美・今田耕司・加藤晴彦ほか
番組の内容――ラブワゴンという自動車に乗って、応募によって集められた男女7人(男4:女3)が世界中を旅してまわるという番組です。旅の中でお互いの性格や相性などを知っていき、告白して、カップルを成立させるか、フラれるかしたら旅を終えて日本に帰れます。
慣れない異国での生活や車での移動、トラブルなど特殊な環境下で、恋愛を成立させていくというので、日本に帰って上手くいったカップルは少ないというお話でした。
現在でも続く様々な恋愛バラエティの先駆け的存在の番組ではないでしょうか。
番組が始まった当初は同年代が出演していたので、結構、感情移入して見れました。
旅を通して、様々な国の生活や文化、現状を観ることが出来るのも楽しみの一つでした。
まとめ
1990年代によく観ていたバラエティー番組は、現在まで続いている息の長い番組が多く、現在も活躍するお笑い芸人の皆さんがデビューしたり、活躍の場を広げていった時期でもあります。また多種多様な企画が実験的、精力的に作られた時期でもありました。そこから派生して、いちコーナーが後に人気番組に変わっていったことも多々ありました。