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テレビ

観てきたテレビドラマ 1980年代

改めましてkitajinと申します。ここでは少年の頃に観てきたTV番組について語っていきたいとも思います。1980年はボクがちょうど小学校に入った年で、そこから思春期を迎えるまでの一番多感な時期に見てきた数々のテレビ番組を紹介していきたいと思います。

1980年代 ドラマ編 10選

暴れん坊将軍

「暴れん坊将軍」は、1978年~2002年にかけてテレビ朝日系列で放映された時代劇です。

ドラマの内容――第8代将軍・徳川吉宗が、貧乏旗本の三男坊・徳田新之助と名乗り、江戸の町に出て世にはびこる悪を叩くお話です。

主演は松平健で居候している火消しのめ組のカシラを北島三郎が演じています。

毎回、悪党たちと斬りあいになる前、悪党の一番偉い人間に対して、「余の顔を覚えてないか?」と尋ね、将軍様と気づくのですが、構わないから斬ってしまえと強引に闘いを挑み、倒されるというのがお決まりのパターンとなっています。

水戸黄門と並んで、昔から楽しませてくれた勧善懲悪の時代劇です。

スクール☆ウォーズ

「スクール☆ウォーズ〜泣き虫先生の7年戦争〜」は、1984年~1985年までTBS系で放送された学園ドラマです。

ドラマの内容――不良高校に赴任してきた元日本代表のラグビー選手だった教師がラグビーを通じて、不良たちを更生させていくというストーリーです。

荒れた学生たちと正面からぶつかり合い、心を通わせて、生徒たちもひたむきにラグビーに打ち込みます。

そして月日が流れ、数々の苦難を乗り越えた弱小ラグビー部は全国大会の切符を掴み、決勝まで進出を決めるのでした。

スクールウォーズがよかったのは実話をもとにしていて、ラグビーを通して不良を更生させていくというストーリー展開と、出演している役者さんたちの芝居により、ドラマに引き込まれたからだと思います。

いま見ても、感動できる作品ではないかと思います。

毎度おさわがせします

「毎度おさわがせします」は、1985年~1987年までTBS系列で放送されていた青春ドラマです。

ドラマの内容――男子中・高生の主人公たちが織り成す青春ストーリーで、性を取り扱った今までにない斬新な切り口のドラマとなっています。

子供たちの起こす問題に、大人たちが右往左往とするところも人気であり、ちょっとエッチな物語に毎回ドキドキしながら観ていました。

ゴールデンタイムによくこんなテーマのドラマをやっていたな、という内容だったから、当然、親とは見れないので、自分の部屋でこっそり観ていました。

スチュワーデス物語

「スチュワーデス物語」は、1983年~1984年までTBS系列で放送された青春ラブストーリーです。

ドラマの内容――日本航空のスチュワーデス訓練生である主人公の成長と、教官との淡い恋心を描いた話で、同じ訓練生との友情や葛藤、時には衝突を描いていくお話です。

主演の堀ちえみと教官の風間杜夫とのやり取りの中から名言が生まれたり、当時はブームとなりました。

その中でも特に強烈なキャラクターとして視聴者を釘付けにしたのは、教官の元恋人という女性です。

彼女は、スキー事故で骨折して両手が義手になってしまったのですが、その原因を作った教官が主人公と仲良くしているが気に入らないため何かにつけて、その義手を教官に見せつけて、「あなたのせいだから、責任を取ってよ」と迫るのです。

そのとき手袋で隠した義手をわざわざ見せつけるため、手袋を歯で加えて取って義手を見せるシーンが話題となり、よくバラエティーで真似されていました。

あぶない刑事

「あぶない刑事」は、1986年~1989年まで日本テレビ系列で放送された刑事ドラマです。

ドラマの内容――横浜を舞台に、神奈川県警港警察署捜査課の刑事コンビ、鷹山敏樹と大下勇次の活躍を描いた作品です。

毎回ド派手なアクションとすぐに銃を抜いて、どこでも構わずぶっ放すという荒唐無稽な刑事ドラマですが、主役の二人がカッコよくて、ハードボイルドな作品となっています。

また周りを固める登場人物も魅力的で、ハチャメチャな二人を怒鳴りつける課長や、真面目だけど、どこか抜けている後輩、ドラマのマスコット的な役割もある婦人警官なども作品を盛り上げる要素の一つとなっています。

「あぶ刑事」と呼ばれ親しまれ、三十年も続き、何本もの映画になっていることからもその人気がうかがえます。

スケバン刑事

「スケバン刑事」は、1985年~1987年までフジテレビ系で放送されたアクション学園ドラマです。

ドラマの内容――不良少女が刑事になり、悪を倒していくというストーリーです。

全三作品あり、それぞれに主人公や登場人物が異なります。

ただし、物語を繋ぐ要素として、主人公を刑事にして任務を指令する「暗闇指令」という組織のボスと、一部の主人公(麻宮サキ)の名をのちの主人公たちが襲名することが物語の世界観を繋げています。

あと彼女の持つ武器が重合金でできたヨーヨーとなっており、側面の蓋を開けるとそこに旭日章(警察の紋章)が刻まれているのでした。

当時はドラマの影響で、普通のヨーヨーが飛ぶように売れていました。その後、おもちゃ会社がスケバン刑事ヨーヨーを作って売り出したことは言うまでもありません。

因みにタイトルにある、スケバンとは(スケ=女性の俗称:バン=番長)女の番長という意味です。

なぜそれが刑事になるのか?しかも高校生なのに?今考えても荒唐無稽なストーリーなのです。

スケバン刑事は当時大ヒットしたドラマで、特に南野陽子が演じた二代目スケバン刑事は映画にもなりヒットを飛ばしました。

教師びんびん物語

「教師びんびん物語」は、1988年~1989年までフジテレビ系列で放送されていた学園ドラマです。

ドラマの内容――主人公は、徳川龍之介という、お調子者だけど生徒想いの教師で、彼と後輩の榎本英樹のコンビが、生徒や学校に起こる問題を真面目に、しかもユーモラスに解決していくという内容です。

小学校が舞台という事もあり、話の内容が少し子供向けではありますが、田原俊彦演じる徳川龍之介の真っ直ぐな性格と後輩の榎本とのコンビが実にユーモラスで、見ていて飽きさせない作品です。

このコンビの作品は他にも何作かあって、「びんびんシリーズ」と言われています。

君の瞳を逮捕する

「君の瞳をタイホする!」は、1988年にフジテレビ系列で放送されていた恋愛ドラマで、いわゆる月9枠と言われるドラマのきっかけとなった作品です。

ドラマの内容――道玄坂署に勤務する刑事三人組が、恋に仕事に奔走する姿を描いた作品ですが、ほとんど事件らしい事件は描かれておらず、仕事が終わると合コンをしたり、女の子をナンパしたりする軽薄なドラマです。

このドラマのお洒落でポップな感じが、後のトレンディードラマのイメージを作り上げ、いいマンションに暮らし、お洒落な店に行って楽しく飲んだり騒いだりする若者像を作り上げたと言っても過言ではありません。

時代がバブル期真っただ中だけあって、日本中が浮かれていた中で作られた、まさにそんな感じのドラマでした。

しかし、当時はそれが新鮮で、しかも主題歌なども大ヒットして、相乗効果で売れていくというスタイルを確立したのもこの作品からでした。

抱きしめたい

「抱きしめたい! 」は、1988年にフジテレビ系列で放送された恋愛ドラマです。

浅野温子・浅野ゆう子のダブル主演で、W浅野と言われていました。

ドラマの内容――子供の頃からの親友だった二人の女性が大人になり、仕事に恋愛に打ち込んでいく二人の恋愛事情を中心に物語が進んでいきます。

多くの男たちとの間で揺れ動く女心を描いて、多くの若い女性に共感を呼びました。

今では当たり前になった仕事と恋愛、結婚観などの多様性を認めることが、当時では新しく、この二人の考え方が当時の女性に共鳴したらしく、ドラマは大ヒットしました。

またドラマの主題歌、カルロス・トシキ&オメガトライブ「アクアマリンのままでいて」もドラマの世界観とマッチしており、大ヒットを飛ばしました。

季節外れの海岸物語

「季節外れの海岸物語」は1988年~1994年までフジテレビ系列で不定期で放送されていた恋愛ドラマです。

タイトルにあるように海のシーズンではない、季節外れの時期に放送されていました。

ドラマの内容――主人公は海岸沿いに喫茶店を営む独身のマスターで、彼の周りの友人たちと、毎回、彼が恋に落ちる相手がゲストとして現れて、ラブストーリーが展開していきます。

しかし、主人公の恋は成就することはなく、毎回フラれて終わるので現代版寅さんと言われることもあるようです。

主演は片岡鶴太郎で、毎回出るキャストとしてマスターの友人や店の常連たちなどの人生模様を描きつつ、サザンやユーミンといった音楽が物語を彩るちょっと大人なドラマでした。

まとめ

一番影響を受けやすい年代に観ていたこともあり、どの番組も思い出深い作品です。ここに挙げた以外にもまだまだたくさんのドラマを観ていました。1980年代は、日本がちょうどバブル期に入る前で、そんな浮かれた日本の現状を一番よく合わしていたのがテレビ番組だったような気がします。それくらい元気がありましたし、今では信じられない内容のドラマもありました。

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