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テレビ

クイズ番組1970年代~

改めましてkitajinと申します。ここではボクが観てきたクイズ番組を二回に分けて紹介していきたいと思います。ボクは謎や疑問が大好きです。しかし、正解率は決して高くありません。

観てきたクイズ番組 10選

クイズダービー

「クイズダービー」は、1976年~1992年 までTBS系列で放送されていたクイズ番組です。

主な出演者・司会 大橋巨泉、徳光和夫・解答者 はらたいら、竹下景子、篠沢教授など

番組の内容――この番組はクイズ解答者に、出場チームが外馬となり誰が正解するかを当てていき、そこに金額を掛けていくという番組です。解答者にはオッズが付いており、正解率が高い解答者ほど、オッズは低くなっています。そして、クイズに正解すれば、掛け金にオッズがついては値上がり、最終的に金額が多いチームが勝利するというクイズとギャンブルの二つを楽しめるという事でヒットしました。

出場者は芸能人に限らず、一般参加もあり、更に掛け金が残っていれば参加者は賞金を貰えるルールとなっていたので、その点も通常のクイズ番組とは異なり、駆け引きのあるゲーム要素が強かったように思います。

因みに獲得賞金額の上限は(1点、1円計算で)100000点で、それ以上増えても、賞金額は変わりませんし、100000点超えた時点でゲーム参加できなくなります。持ち点が0点になった時点でもゲーム参加できなくなります。

視聴者は、クイズの正解を考えることと、誰が正解するかを考えること、出場者がどうやって賞金を残していくのかを考える、三つの楽しみ方がありました。

クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!

「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!」は、1988年~1996年まで、日本テレビ系列で放送されていたクイズバラエティ番組です。通称は『SHOW by ショーバイ!!』または『ショーバイ!!』。

主な出演者 ・司会 逸見政孝、福澤朗、渡辺正行・解答者 山城新伍、ジャイアント馬場など

番組の内容――この番組のテーマは商売に関することで、世界中の中で行われている様々な職業について取り扱って、問題にしていきました。世界の国々の情報とクイズをミックスされたもので、そういう形態は数多くあったのだが、商売をテーマにすることで独自性を持たせました。

また、クイズの前にスロットを回し、獲得賞金額を選ぶというルールがあり、出た金額によりクイズの賞金が変わるので正解だけしていれば勝てるというわけではありませんでした。

さらに横取り40萬というモノがあり、正解したら、誰かから横取りできたので、それも勝敗を左右するポイントでした。最終的に、金額が多い人が優勝で、100萬超えると100万円相当の金貨が貰えていたようです。

この番組で印象に残っているクイズは、「何を作っているのでしょうか?」という製品を作る工程をVTR再生させて早押しで答えるというクイズです。想像力を働かせて、答えを導くところが面白かったです。

クイズとゲームを合わせた独自の問題が楽しい番組でした。

当時、「SHOW by ショーバイ」をメインで特別番組として、日本テレビの他番組を招いての番組対抗戦をしていました。

そこでのダウンタウンの振る舞いが、今でも映像に残る衝撃的でしたので、興味がある方はYouTubeでご覧ください。

なるほど!ザ・ワールド

「なるほど!ザ・ワールド」は、1981年~1996年までフジテレビ系列で放送されていた紀行クイズ番組です。

主な出演者・司会者 愛川欽也、楠田枝里子・解答者 ゲスト

番組の内容――世界中に取材者を派遣して、訪れた国を紹介しながら、一部分を切り取ってクイズにして、それを豪華パネラー陣が答えていくという番組です。

番組当時は世界に関する情報が乏しく、あまり紹介されたことのない国や街などを観られる貴重な番組でもありました。

クイズのルールとしては、最初にゲームや早押しクイズなどをして、一番席から四番席までの席順を決めます。

クイズを出題していき、一番席から解答していくのですが、答えなれなければ次の席に解答権が移動します。正解すれば、席が一つ上がり、最終的に一番席にいたチームが優勝して、最後のゲームに挑戦できます。

最後のゲームは何かを選択するというモノで、当たりとハズレがありました。

問題が出題され、司会の愛川欽也が一番から順番に解答者チームの席を回っていき、順番に答えていくという方式が取られていました。

ですので、後の方が正解率が良くなるのは当たり前ですが、問題が難しくてなかなか正解が出ないとことも多々ありました。

そんなときは愛川欽也がヒントを出したりして、掛け合いで答えを導いていくというのが人気があったのでしょう。

また、フジテレビの特番として、人気番組対抗でのチーム戦も人気がありました。

アメリカ横断ウルトラクイズ

「アメリカ横断ウルトラクイズ」は、1977日本テレビで全17回開催・放送された視聴者参加型のクイズ番組です。略称は「ウルトラクイズ」あるいは「ウルトラ」。

主な出演者・司会 福留功男・解答者 一般参加者 

番組の内容――日本で集められた一般人のクイズ参加者が、問題を解いていき、本選を海外で行うという壮大なクイズ番組です。ただクイズを正解すればいいだけでなく、番組のコンセプトとして、「知力・体力・時の運」と謳っていたように、体力と運の要素も必要でした。そして、最終決戦の地はニューヨークで、番組が始まった当初は、海外旅行が一般的ではなかった時代だったので、大きな夢として人々を引き付けていき、参加人数が増えていきました。

現在では予算が掛かりすぎて実現困難と言われるほど、大がかりなクイズ番組です。なにしろ毎回人数が増えていき、番組が終了する時期には、参加人数数万を数えたくらいです。

「ニューヨークに行きたいか~」「罰ゲームは怖くないか~」司会者の福留功男の掛け声とともに参加者が声を上げるというどこか合戦を思い出させるほどの気合が感じられる場面でした。

番組を観ていて、スケールのデカさと、海外が一般的ではなかったことから参加者の新鮮な驚きなども画として面白かったのを覚えています。

また優勝賞品も現在ではあり得ないスケールのデカいものでした。死後の冷凍保存の権利なんてものもあったそうです。

世界まるごとHOWマッチ!!

「世界まるごとHOWマッチ」は、1983年から1990年までTBS系列ほかで放送されていたクイズ番組です。略称「ハウマッチ」

主な出演者・司会 大橋巨泉・解答者 ビートたけし・石坂浩二ほか

番組の内容――世界中の様々な品や値段などを予想するクイズ番組でした。

当時は類似する番組に「なるほど!ザ・ワールド」がありましたが、あちらが現地に特派員を派遣していたのに対し、こちらは現地の人に取材してもらい、それを通訳しているという違いがありました。

この番組の面白いところは、ビートたけしと石坂浩二と司会の大橋巨泉の三人が織りなすトークで、クイズ番組はそれに花を添える役割だったように思えてしまうほどです。

世界の通貨を知れて、尚且つ「日本円に換算すると……」と司会者が通貨のレートを発表することで、為替の勉強にもなりました。しかし、解答はその国のレートで発表するので、とんでもない金額が答えとして出て、大いに楽しませてくれました。

金額をピタリとあてれば、ホールインワン賞、近いとニアピン賞でトロフィーが貰えて、ホールインワン賞は一本で、ニアピン賞は十本貯まると世界一周旅行が貰えるという事でした。

クイズ!年の差なんて

「クイズ!年の差なんて」は、1988年~1994年までフジテレビ系列局で放送されていたクイズ番組です。

主な出演者・司会 桂三枝、山田邦子・解答者 高島忠夫、うつみ宮土理、森口博子、中山秀征など

番組の内容――ヤングチームとアダルトチームに分かれて、その年代にあったクイズを出題していくという年齢差による常識的感覚の違いを楽しむバラエティー要素の強いクイズ番組でした。

クイズのルールは番組を追っていく内に変化していきましたが、初期の頃から「NGワード」という書いたら特典が相手チームに渡ってしまうルールは引き継がれていきます。

最終的に勝ったチームは最終ゲームの権利が得られて、海外旅行などの賞品を得られました。

クイズ・ドレミファドン!

「クイズ・ドレミファドン!」は、1976年~1988年までフジテレビ系列で放送されていた音楽系クイズバラエティ番組です。

主な出演者・司会 高島忠夫・解答者 ゲスト

番組の内容――この番組は、音楽を題材にしたクイズ番組で、イントロクイズの元祖的番組です。イントロ当ての他にも音楽や芸能に関することもクイズとして出題されていました。また歌手をゲストとして、彼らの歌を紹介する歌番組的要素もありました。

番組がレギュラーで放送されていた時代は視聴者参加番組の回もありましたが、その後は芸能人限定になっていきます。

優勝賞品は海外旅行でした。

なんと言ってもこの番組の売りはイントロクイズで、歌のイントロが数秒流れてなんの歌かあてるという問題で、イントロで歌が分かったからなんなんだ?という思いもありますが、当たるとなんか嬉しい気持ちになりました。

それに昔は現在のように歌が手軽に聴けるという事はなかったので、テレビで流れる歌やそれを歌う歌手の皆さんの歌手以外の姿が貴重だったので、そういうところも楽しめた番組でした。

クイズ100人に聞きました

「クイズ 100人に聞きました」は、1979年~1992年までTBS系列で放送されていたクイズ番組です。

主な出演者・司会 関口宏・解答者 芸能人または一般参加者

番組の内容――クイズ100人に聞きましたは、一般人百人にアンケートをとって、その答えを予想していくという番組でした。最初は無造作に100人の一般人に聞いたアンケートだったのが、その内に職業や何らかのジャンルの100人にアンケートしていくというモノに変わっていきました。

問題ごとに先攻後攻を決めるために早押しをして、人数が多い解答をしたチームが解答権がある。解答者チームの五人が順番に答えを言って、最終的にミスを三回すると解答権が相手チームに渡り、そこで、正解を出すと得点は先攻チームの答えた分も含め、解答チームに行きます。逆に答えられなければ、先攻チームが答えた点数を得ることができます。

最終的に得点の多いチームが勝利して、ハワイ旅行をかけたトラベルチャンスを受けられる権利を得ます。トラベルチャンスで得た合計得点で、ハワイに何人いけるかが決まるというルールになっていました。

象印クイズ ヒントでピント

「象印クイズ ヒントでピント」は、1979年~1994年までテレビ朝日系列で放送されていたクイズ番組です。

主な出演者・司会 土居まさる・解答者 小林亜星、浅井慎平、高田純次など

番組の内容――男性チーム、女性チームに分かれて、各チーム五人が個人戦と団体戦を戦っていきます。解答者はタレントや文化人となどをメインに据えてチームが組まれ、ゲスト枠が一つ用意され、毎週ゲストが呼ばれていました。映像を加工した問題を得意としており、モザイクや映像を分割したものに何が映っているのかを当てていくクイズがメインでした。

提供が象印だったので、ゲスト解答者は毎回、象印の商品を参加賞としてもらえ、優勝チームには豪華賞品が贈られていました。

派手さはないけど観ていて飽きなかったのは、テレビを観ながら自分も参加できたのと、各チームのチームワークが必要な場面が多く、和気あいあいとした姿に好感が持てた番組だったからかもしれません。

わくわく動物ランド

「わくわく動物ランド」は、1983年~1992年までTBS系列局で放送していた動物系クイズ番組です。

主な出演者・司会 関口宏・解答者 小林亜星、榊原郁恵など

番組の内容――動物の生態や珍しい動物の紹介などをVTRで観ながら、それをクイズにした番組でした。番組はじまった当初はレギュラー解答者が四人、ゲストが一人の五人の個人戦をやっており、夏休みなどに親子大会で視聴者参加の回もありました。番組後期から、チーム戦に代わりました。豪華優勝賞品と、パーフェクト賞としてアフリカ旅行が貰えるというのも番組の特徴でした。

世界の珍しい動物の生態など、一部の教育テレビ以外見れなかった時代に世界中の珍しい動物を知れたのがこの番組でした。

子供の頃に流行ったエリマキトカゲやウーパールーパーを取り扱ったのもこの番組が最初でした。

それだけでも面白いのに、それをクイズにして楽しむというのがウケて番組は好調でした。

まとめ

クイズ番組の良いところは視聴者参加型番組だからではないからでしょうか。観ているだけでなく、自分も参加できる。その上、知らない知識を得られたり、解答者を応援したり、勝敗の駆け引きを楽しんだりと、一粒で二度も三度もおいしいのがクイズ番組です。

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