改めましてkitajinと申します。ここでは子供の頃に観ていたドラマについて少し語りたいと思います。1970年代と言えば、ボクが生まれて、小学校就学の頃まででして、その時代の記憶をたどりながら話していけたらいい名と思っております。

テレビドラマ 1970年代 10選
時間ですよ
「時間ですよ」は、1965年から1990年までTBS系で放送されていた銭湯を舞台にしたホームドラマです。
主演は森光子。他には、堺正章や樹木希林、とんねるずなどが出演していました。
作品の内容――下町の銭湯を舞台にしたコメディーで、毎回、何らかの問題が起きて、シッチャカメッチャカになって、最後に問題が一応解決して終わる、という一話完結の物語です。
ボクがよく観ていたのは、1980年代のとんねるずがでていた頃です。
古き良き時代のドラマで、銭湯シーンが必ずあり、ゴールデンタイムに女性のセミヌードが流れていました。
ちなみにタイトルの「時間ですよ」とは、銭湯が開く時間ですよ、という意味です。
あばれはっちゃく
「あばれはっちゃく」は、1979年 ~ 1985年にテレビ朝日系列で放送されていた子供向けのドラマです。
ドラマの内容――主人公は“あばれはっちゃく”とあだ名される少年で、彼は学校のガキ大将で、彼が起こす問題や周りの問題を何とかしようと奮闘する物語です。
はっちゃくのお父さんが昭和の頑固おやじといった感じで、はっちゃくの事をぶん殴るシーンが毎回のようにあります。
「てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」
と殴ってから、いうお決まりのセリフがありました。
この「あばれはっちゃく」シリーズ化しており、何代にもわたりあばれはっちゃく君がいました。
子供心に、なんでずっと同じあばれはっちゃくで続けないんだ、と思っていました。
ちなみに「あばれはっちゃく」とは手におえない暴れん坊のことを言うそうです。
水戸黄門
「水戸黄門」は、1969年からTBSテレビ系列において放送されていた時代劇です。
ドラマの内容――先代の水戸藩主であった水戸光圀が隠居の身をいいことに、日本全国を回って世直しをしていくというストーリーです。
ゆく先々で悪代官や商人に苦しめられている人々を助けて、最後は悪者を適当に痛めつけて、三つ葉の葵の印籠を見せて正体を明かし、失脚させたり、改心させるというお決まりのパターンの作品です。
水戸黄門と御供の助さん格さん、八兵衛、忍者の弥七、毎回出てくる物語を彩る主要キャラなどと旅を続けていきます。
当時は時代劇が本当に多く、今はご老人の物みたいな言い方をされていますが、普通にゴールデンタイムに各局が放送していました。
その中でも、水戸黄門はとても息が長く、再放送もよくやっていたので子供の頃から親の影響で観ていました。
もう何度も見すぎて、ストーリー展開も覚えている回が結構ありました。
脚本も、似たようなものが多く、少しバリエーションを変えているだけという代り映えのない話ばかりでした。
そんな親しみがあって、肩がこらないのも人気の秘密だったのだと思います。
ちなみにボクの好きだった水戸黄門は、東野英治郎さんです。
遠山の金さん
※遠山の金さんはいろんな人がいろんな時代で演じているので、ここでは杉良太郎の遠山の金さんを取り上げていきたいと思います。
「遠山の金さん」は、1975年から1979年までテレビ朝日系列にて放送された時代劇です。
ドラマの内容――北町奉行の「遠山左衛門尉」が遊び人の「金さん」と身分を隠して、江戸の町を回り、庶民を守りながら、悪人たちを裁いていくというお話です。
悪人たちは、金さんに倒されて捕らえられるのですが、お裁きの最中、「証拠がない」から裁けないのではないか?不当逮捕だと居直る。
すると、被害者たちが自分たちを助けてくれた「金さん」なら証人になってくれるから、金さんを探してくださいと訴える。
すると、悪人がそんな奴がどこにいる?被害者たちのでっち上げだ、みたいなことを言って余裕でいると、いきなりお奉行さまの態度が変わり、もろ肌脱いで、金さんと同じ桜吹雪(必ず戦っている時に敵に見せておく)を見せて、
「俺がその金さんだよ」
と悪人たちをグーの根も言わさないほどの証拠を突きつけて、判決を言い渡すというのが毎回のパターンとなっています。
この一連の流れを、二枚目の俳優がやるので、すごく見ていて毎回楽しめます。
大岡越前
「大岡越前」は、1970年から1999年にTBS系列で放送されていた時代劇です。主演は加藤剛。
ドラマの内容――南町奉行の大岡越前が町で起きた様々な事件や問題を起点や人情で解決していくお話です。
大岡越前は他の作品と大きく異なっているのは、毎回切りあいがあるような話ばかりでなく、また毎回悪人が出てくる話ではないところです。
庶民の生活のささやかな争いや行き違いをめい裁きと称される大岡越前の御白州での判決が最大の見せ場となっております。
ですので、時代劇にありがちな強引な展開や自分の身分を笠に着ての力技はなく、あくまでも理路整然に物語が進んでいく大人のストーリーです。
「水戸黄門」と同じ枠でやっていて、期間限定で入れ替わりしていたのを覚えています。
加藤剛さんの落ち着いた雰囲気が大岡越前にイメージにとても合っていて、当然本人も、また他の役者さんが演じたモノも観たことがないのですが、大岡越前いえば、加藤剛さんと今でも思ってしまうので、他の役者さんは演じづらいと思います。
太陽にほえろ
「太陽にほえろ!」は、1972年~1986年まで日本テレビ系列で放送されていた刑事ドラマです。
ドラマの内容――警視庁七曲警察署の捜査第一係を舞台に個性的な刑事たちの活躍を描いた作品です。
多くの個性的な刑事が出て来ては、退場になるときにほとんど殉職する、またその殉職シーンも話題になりました。
あと、それまでにはない泥くさい刑事像を全面的に押し出し、やたら走りまわって聞き込みをしたり、容疑者をぶん殴ったりして口を割らせるという、昭和ならではのドラマでした。
西部警察とはまた違った雰囲気の作品で、今でも続く刑事ドラマ群像の源流のような作品ではないでしょうか。
寺内貫太郎一家
「寺内貫太郎一家」は、1974年にTBS系列で放送されたホームドラマです。
ドラマの内容――東京下町の寺内貫太郎一家で巻き起こる様々な問題を面白おかしく厚かったホームコメディです。
主人公の寺内貫太郎とはいわゆる「頑固おやじ」であり、融通の利かない短気で、すぐに暴力を振るうようなオヤジさんなのです。
家族はいつもオヤジさんに振り回されっぱなしで、どうしようもないのですが、どこか憎めないところがあり、衝突しながらもなんとか丸く収まってしまうというストーリーです。
時間ですよと同じ向田邦子脚本、久世光彦プロデュースであるため、なんとなく作品の雰囲気が似ています。
特に家族がちゃぶ台の周りに集まってご飯を食べながら話をするところなどは両方に共通しています。
西遊記
「西遊記」は、1978年~1980年にかけて、日本テレビで放送された特撮ドラマです。
ドラマの内容――石から生まれた猿・孫悟空と、三蔵法師、沙悟浄、猪八戒の四人が出会いを経て、天竺までの道のりの中で様々な困難に立ち向かい、それを乗り越えていく話となっています。
孫悟空に堺正章、三蔵法師に夏目雅子、沙悟浄に岸部史郎、猪八戒に(PART1西田敏行・PART2左とん平)
日本では珍しい特撮のドラマで、しかも中国のお話という事でどうしてかなと思って調べてみると、以下の通りでした。
日本テレビ開局25年記念番組として企画・制作された[1]。1978年は日中平和友好条約が調印された年であり、当時としては画期的な中国ロケが中央広播事業局(現在の国家広播電視総局)による協力のもとで行われた。
Wikipedia
予算も掛かっており、大人が見ても楽しめる特撮ドラマだったので、大ヒットしました。
その後の何度か再放送がされて、何度も見た記憶があります。
探偵物語
「探偵物語」は、1979年~1980年まで日本テレビ系列で放送されたドラマです。
ドラマの内容は――探偵役の松田優作が、依頼を受けて奔走するという犯罪コメディドラマです。
一癖も二癖もある松田優作演じる工藤俊作が、個性豊かな登場人物たちと織りなすやり取りがまた秀逸で、何度見ても楽しめます。
またドラマの内容とともにどことなくお洒落で、大人な雰囲気もあり、これもまた松田優作が作り出す世界観なのかもしれせん。
その後、このに影響を受けて、パロディだったり、インスパイアされた作品や俳優などが多くあった事からも如何にこの作品がみんなから愛されていることが分かります。
西部警察
西部警察は、1979年~1984年にテレビ朝日系列で放送された刑事ドラマです。
ドラマの内容――東京の城西地区を管轄とする『西部警察署捜査課』の大門刑事が率いる大門軍団のお話です。
犯罪に立ち向かうために、改造された車や強力な武器を使い、凶悪犯と戦う熱き男たちを描いたハードボイルドな刑事ものとなっています。
当時は彼らの乗る自動車がかっこよくて大流行しました。
日産自動車スカイラインや日産自動車フェアレディZなど、まったく車に興味がなかったボクでさえ、思わず欲しくなるほどカッコよかったことを覚えています。
またこの西部警察の凄いところは、爆発シーンの数々でしょう。
恐らく今見たらなんでこんなに爆発させるんだ?と突っ込みたくなるくらいあらゆるものを爆発させていました。
今では考えられない一大プロジェクトのようなドラマでした。
まとめ
1970年代のドラマを振り返ってみて、多分、ボクがこれらの作品を観たのは、再放送がほとんどではなかったかと思います。観たとしても、あまり内容が分からずにただ漠然と見て、面白いか、つまらないといった事を判断していたのだと思います。ここに挙げた作品は今見てもおそらく楽しめるものばかりではないでしょうか。