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タバコ

禁煙の離脱症状を緩和させる方法

こんにちはkitajinです。ここでは禁煙期間中の離脱症状について取り上げていきます。離脱症状とは、タバコを吸わないことにより起きる体の不調などです。離脱症状を知ることによって、禁煙の心構えが出来るので、知っておくことをオススメします。

立てたタバコ
UnsplashMathew MacQuarrieが撮影した写真

タバコの離脱症状

禁煙を始めると、ほとんどの人に離脱症状が起こります。

離脱症状とは、禁断症状とも言われ、肉体と精神の二つの離脱症状があります。

肉体的離脱症状とは、ニコチンが切れた時に出るものです。

喫煙をしている時、ニコチンが体内に入ると、脳内の細胞の表面にあるアセチルコリン受容体にニコチンが結合することで生じます。

それにより、脳内のドーパミン系を活性化させて、ニコチンの依存性が生まれるのです。

タバコを吸えば安心するとか、集中力が増すといった原因はこのような仕組みから生まれているのです。

しかし、逆にニコチンが切れることで、上記の反応が切れることでタバコが吸いたくなるのです。

そして、そこからタバコが吸えなくなると、今まで入ってきたニコチンが途絶えることで禁断症状が起き、イライラしたり、集中力が無くなるのです。

ニコチンによる離脱症状は三日から一週間で消えます。これがまず、肉体的離脱症状です。

次に精神的離脱症状ですが、今まで吸って習慣がなくなることで、不安やストレスに襲われるようになります。

また、酷くなると倦怠感や頭痛、ふとした時に焦燥感に襲われるようになります。

これが精神的離脱症状となります。

主な離脱症状

禁煙の主な離脱症状として、以下があります。

  • ふとした時の睡魔
  • 倦怠感
  • 何もないのにイライラする
  • 急に不安に襲われる
  • 集中力がなくなる
  • ボオっとする
  • 頭痛に襲われる
  • 眠れなくなる
  • 便秘がちになる
  • めまいに襲われる

離脱症状は、喫煙年数と個人差にもより、だいたい二日~長くて二週間くらい続くと言われています。

この期間がツラくて、禁煙に挫折する人がいるので、ここをやり過ごせるかが禁煙を成功させるかどうかにかかっています。

それでは、ここからは少しでも症状を緩和させる方法を紹介していきます。

それでは、次に離脱症状を緩和させる、五つの効果的な方法をご紹介します。

離脱症状を緩和させる六つの方法

深呼吸をする

まずは深呼吸です。

イライラする人は呼吸が浅いといいます。ですので、深呼吸は心を落ち着かせて、イライラを鎮める効果があるのです。

また、呼吸は無意識でやっていますが、深呼吸は意識しないとできないので、意識しているということは冷静になろうとしているのです。

この時点で、半分は冷静になろうと自分を客観視していると言えます。

タバコを吸うとリラックスすると言われる理由の一つに、タバコが深呼吸の代わりになっているという研究結果もあるのです。

ゆっくりとタバコを吸って吐き出す、この動作が心を落ち着かせるのです。

試しにタバコを吸っているつもりになって、深呼吸をしてみてください。

リラックスしていることに気づくはずです。

睡眠をよく取るようにする

禁煙期間中は、禁煙にだけ集中するために他のことは出来るかぎりしないようにするのがベストです。

そして、睡眠時間をいつもより多めにとることも重要になります。

寝ている間はタバコのことを考えなくてもすみますし、その間、タバコの離脱症状が少しずつ収まってくるのですから、一石三鳥です。

運動を取り入れる

離脱症状がある時は、運動を取り入れることで様々な効果が期待できます。

まず、運動をすることで、セロトニンが分泌されてストレスが軽減されます。

セロトニンは、よく幸せホルモンと言われているので、不安の解消にも繋がります。

次に、運動をしたことで身体が疲れて、よく眠れるようになります。

また、便秘などの解消にも一役かいますし、血流が巡るようになるので喫煙時の血行不良を改善させる効果も期待できます。

飴やガムなどで気を紛らわす

タバコがどうしても吸いたくなったら、気を紛らわせるために飴やガムを食べるという方法もあります。

ニコチンの入ったモノでもいいでしょう。

それらを上手に使って、この離脱期間を乗り切るのです。

何度も言いますが禁煙の離脱期間をやり過ごすために、他の事は疎かにしても構わないという覚悟で行きましょう。

タバコを止められたら、挽回すればいいのです。

禁煙外来に行く

禁煙外来に行くのを躊躇する気持ちも分かります。

しかし、一人では続かないけど、人を介することでガンバれるタイプもいるのです。

事実、禁煙外来を利用したことで禁煙できた人の割合が50%弱あるというデータもあります。

ですので、一人で何度も禁煙を失敗している人は一度、禁煙外来に行ってみるのもいいかもしれません。

禁煙外来の先生は禁煙のプロなどで、様々なアドバイスをもらえるでしょう。

タバコを吸いたいと思う原因を排除する

離脱症状の時はとにかくツラいので、何かある度についタバコを吸いたいという衝動を覚えるものです。

ですので、自分がどういう時にタバコを吸いたくなっていたのかを知っておくのがいいでしょう。

そのシチュエーションになったらタバコを吸いたくなるので、その行動を回避するようにすればいいのです。

なるべくストレスを感じない生活を心掛ける必要があります。

最後に

禁煙による離脱症状をクリアすれば、それでタバコを吸いたくなるのかというと決してそうではなく、喫煙者だった人間は、生涯タバコの幻影を抱えて生きていきます。しかし、離脱症状は、禁煙の一つの通過儀礼であり、そこをクリアできれば、後は徐々にタバコが吸いたくなくなる頻度が下がっていくのです。恐れることはありません。今まで数多くの人間が禁煙に成功してきたのですから、あなたにもできます。

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