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タバコ

タバコを吸うことで起こると言われている害

どうもkitajiです。ここでは、タバコを吸うことで起こる害について考えていきたいと思います。タバコには約200種類以上の有害物質が含まれていると言われています。そのせいでタバコを吸うと身体に様々な不調、変調が起こります。その害を知ることにより、タバコを吸う気持ちを少しでも無くそうというのがこの記事の狙いです。

Sarah RichterによるPixabayからの画像
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〇この記事を読むべき人

  • 禁煙を考えている人
  • 禁煙をしている人
  • 禁煙に挫折した人

タバコの嘘

まずは巷で言われているタバコについてのウソを取り上げてみましょう。このウソにダマされて、タバコを吸う言い訳にしていませんか?

リラックス効果がある

タバコを吸う人の中には、タバコを吸うと、リラックス効果があるという人がいます。

理由としては、タバコに含まれるニコチンにリラックス効果があると言われているのですが、本当にリラックス効果があるのでしょうか?

確かにニコチンには、怒りを鎮める鎮静効果があると言われています。

しかし、同時にタバコはニコチンの依存症になり、依存症によるイライラ状態を生み出しているのです。

タバコが吸いたくなるのはニコチンが切れたからであり、ニコチンがきれた状態から、タバコを吸うことでニコチンが体内に吸収されるから、リラックスできたと思うようになるのです。

つまり、タバコを吸う前の、タバコを吸いたくてイライラしている状態とは、タバコを吸うことによって生まれた状態とも言えるわけです。

ですので、タバコをやめればニコチンによる体の影響はなくなる分、ニコチンによるイライラは消えます。

タバコを吸うことでイライラ状態を作り出し、それをタバコで解消しているのを、リラックス効果と言っているだけなのです。

便秘にきく

タバコを吸うと便通が促される。

タバコを吸っている人なら、心当たりがあるのではないでしょうか。

ボクも、喫煙時代、目覚めてから仕事へ行くまでの間に、排便を促すためにタバコを吸っていたことがあります。

吸うと、必ずと言っていいほど、したくなるから不思議です。

だからそれで、「タバコを吸えば、便秘にならない」という人がいるのです。

しかし、これもウソだと言われています。

タバコを吸うと排便したくなる仕組みは次の通りです。

タバコは、血流を悪くするということは誰でも知っていますよね?

血流の悪くなった腸が、タバコを吸うことで心拍数が上がり、活発に動き出して便意を催すようになるのです。

つまり、タバコを吸うことで慢性的に停滞していた腸が、時間を空けてタバコを吸うことで動き出すのです。

朝にタバコを吸って便意が起こるという仕組みの正体は、睡眠時のタバコを吸ってない状態から、目覚めの一服でニコチンを摂取したことにより、心拍数が上がり、腸が活発に動き出したからなのです。

 タバコに含まれているニコチンには、自律神経を興奮させる作用があります。腸管の運動が促進されるため、お通じは良くなります。でも、ニコチンを多量に取ると逆に自律神経を抑制したり、血管を収縮させて血流を悪くしたりするため、腸管の運動は低下し、便秘傾向になります。

タバコを吸うとウンチがしたくなるのはなぜ?に関する医療ニュース・トピックス|Medical Tribune (medical-tribune.co.jp)

しかし、タバコを吸うことで、結果、便秘になり、他の病気になるリスクが上がるので、便秘の解消のためだけにタバコを吸うというのはリスクしかないように思えます。

集中力が上がる

タバコを吸うと集中力が上がると思っている人がいます。

確かにニコチンには覚醒効果があると研究結果が出ています。

しかし、これは元々あった集中力をタバコが低下させて、ニコチンを吸うことで元に戻しているというのが真実らしいのです。

環境・安全推進センター トップページ (tohoku.ac.jp)

その集中力は結局、タバコを吸っている状態でなければ維持できないからです。

体内からニコチンが切れ始めるのが、約三十分から一時間と言われています。

タバコを吸っている人なら心当たりがあると思いますが、大体、タバコを吸いたくなるのは、三十分から一時間の間隔ではないでしょうか。

と言うことは、三十分から一時間たてば集中力が切れて、タバコのことが気になりだし、タバコを吸いたくなるということです。

これではまるで、常にガソリンを補充しないと走りが悪くなる車のようなものです。

しかも、そんな思いをして出した集中力も、タバコを吸わないでも出せた集中力と大差はありません。

タバコを吸うことで頭が良くなるわけではないです。

つまり、タバコを吸わなくても出せる集中力を、タバコのおかげで集中力が出ていると思い込まされているだけなのです。

断言します、タバコを吸わなくても集中力は出せます。

タバコを吸ってなかった子供の頃、あなたは好きなことに夢中になっていたはずです。

タバコには害がない

次にタバコについての議論として上がるのが、タバコに害があるのか否か?

これについてですが、ボクは科学者でも医者でもないので専門的なことは言えないですが、一つだけ思うのは、全ての人がタバコで健康を害するわけではなさそうだ、と言うことです。

世の中を見渡してみると、タバコの害を全く表れない人も存在します。

長寿で知られた方でもタバコを吸われていた人はいます。(日本一長寿として知られた、故・泉重千代さんは、百歳を過ぎてもPEACEを吸っていました)

これはボクの個人的な意見ですが、タバコに耐性がある人とない人がいるのでは?と思います。

例えば、ニコチンやタールが高いタバコを吸っていても、年齢と共に、それらが低いタバコになっていく人がいますが、その人たちは、タバコに弱い人なのでしょう。

一方、タバコに強い人は、歳を取ってもピースとかハイライトを吸っています。

また、タバコに強い人は、常にくわえタバコが出来ます。(ボクは副流煙が大嫌いなので無理でした)

その差がタバコに強い弱いなのだと思います。

しかし、本当に強いかなんて結果論でしか分からないので、タバコを吸う人は自己責任でお願いします。

タバコを吸うことで起こる体への悪影響

タバコを吸うことで、体のあちこちに影響が出ると言われています。ここからはタバコを吸うことで影響が出る部分を見ていきましょう。

見た目の老化を促進する

タバコを吸うことで、肌があれる、しわが増えるなどが起こると言われています。

これを『スモーカーフェイス』というそうです。

『スモーカーフェイス』の原因としては、タバコに含まれる有害物質による影響で、胃や腸の機能が低下するというのと、タール、一酸化炭素に代表される有害物質が体内に入りますので、そこから細胞を守るために活性酸素が増えるわけです。

活性酸素は、外部から侵入してくる菌や微生物を排除してくれるなど、体の健康を守るために、人間(生物)の体内で必要に応じて作られる有益な物質ですが、良い働きをする半面、活性酸素は反応性の強い物質なので身体の細胞を傷つけ、体内の物質と反応してしまい(活性酸素によって酸化させられたコレステロールや中性脂肪といった脂質)という脂質のサビをつくるなど、健康への悪影響も及ぼしてしまいます。
活性酸素の他の物質を酸化させてしまう性質によってDNAにも害を与えてしまい、ガンや老化にも大きく関わっていると言われています。

活性酸素とは?|日本メディカル研究会 (sod-brm-nihonmedical.jp)

さらにタバコを吸うことで、ビタミンCが消費して栄養不足になり、肌を荒れさせる原因となります。

口が臭くなる

タバコを吸う人はもれなく口臭がひどくなります。

それはニコチンやタールが口の粘膜に付着することで、ニオイの原因になるからです。

タールはタバコの煙に含まれる粒子状の成分の総称で油分が含まれており、喫煙すると歯や舌に絡みつきニオイの原因となります。

また煙を吸い込んだことにより、肺や食道にもニコチン、タールが付着します。

さらに胃を荒れさせることも口臭の原因となります。

その他に、タバコを吸うことで血流が悪くなり、歯周病を引き起こす要因にもなります。

またタバコを吸うことで、歯にタールが付着して黄ばんだり、黒ずんだりと見た目も悪くします。

タバコを吸うことは口臭だけでなく、口腔内の病気、見た目にも良くない効果があるのです。

痰がでる

皆さんは、タバコを吸うことで痰がでることがありますか?

この痰を所かまわず吐き出す人がいますが、それだけで害悪とみなされるので即止めましょう。

さて、この痰ですが、なぜ出るのでしょうか?

痰とは、本来、体内に入ってきた有害なモノをからめとって外に排出しているのです。

気管支にある線毛という毛に、外から入ってきたウィルスや細菌などに絡みつき、それを排出してするというのです。

ですので、タバコを吸うことで痰がでるというのは、タバコを身体が有害と認めているからにほかなりません。

さらに、長年タバコを吸っていると、気管支の線毛が機能低下を起こし、本来の働きが出来ないために痰を頻繁に出すようになっていきます。

それが、さらに悪化していくと、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」に罹患してしまう可能性があります。

痰がでるというのは身体からのサインなのです。

髪の毛の老化

髪の老化現象と言えば抜け毛と白髪ですが、この両方にタバコは害をもたらすと言われています。

タバコを吸うことで血流が悪くなるのは前にも言いましたが、髪の毛に必要な栄養素がを行きわたらないことで、髪の質の変化、抜け毛、白髪になりやすいと言われております。

また、タバコを吸うことは肝臓にも影響を及ぼします。

ニコチンは、90%が肝臓で代謝されおり、全てを代謝できるわけではなく、アルコールの強い弱いのように機能の個人差により、代謝できないニコチンが有害に働くようになるのです。

肝臓が悪くなるとなぜ髪に影響を与えるのかは、肝臓の主な役割として、たんぱく質を生成するというものがありますが、タバコを吸うことにより、たんぱく質の生成が上手くできず、たんぱく質を必要とする髪の毛に行きわたらなくなるのです。

性欲が落ちる

タバコを吸うことで、特に、男性の性欲減退につながると言われています。

タバコに含まれるニコニチンは、欠陥の収縮作用があるので、勃起時に血流が上手く流れずに勃起不全になるというのが主な原因です。

これは年齢と喫煙歴に比例して、顕著になります。

また、勃起をするメカニズムにもタバコは大きく関わってきます。

ニコチンには、交感神経を過度に刺激して覚醒作用を及ぼすことが知られており、一方、男性が勃起する時は、リラックス状態、つまり副交感神経が働かないとできないのです。

つまり、タバコのニコチンにより交感神経が刺激され緊張状態にあるのに、勃起しようとしているのだから上手くいかなくなるのです。

また喫煙者は非喫煙者に比べ、EDになる比率が高くなるという研究結果もあります。

それはタバコによるビタミンCの消費量と関係があるからです。

ビタミンCの働きに、抗酸化作用による動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞などの予防、改善効果があると言われています。

これはビタミンCの、血管を拡張し、健康でしなやかに保つ働きの為だと言われています。

つまり、ビタミンCが減った状態だから、上手く勃起が出来なくなるのです。

冷え性になる

タバコを吸うと血行が悪くなるとは昔から知られてきました。

血流が悪くなるとは血管が収縮することで、タバコを久しぶりに吸うと頭がクラっとすることがありますが、あれは脳の血管が収縮したことで起こる現象だと言われています。

血管が収縮することにより、体の至る所で障害が起こります。

特にそれが顕著となるのが、体の末端部分です。

手足の先というのは、元々、血管が細く壊れやすい毛細血管が通っており、年齢と共に血流が行きわたらなくなるところに、喫煙によりさらに血管を収縮させてしまい、手足の冷えとなってしまいます。

呼吸器系が悪くなる

タバコを吸うことで、肺や食道など呼吸器に悪影響を及ぼすということはよく知られています。

喫煙している本人がなりやすいがんとして、がんとの因果関係が明らかな「レベル1(科学的証拠は,因果関係を推定するのに十分である)」と判定されたのは、鼻腔びくう・副鼻腔がん、口腔・咽頭がん、喉頭がん、食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がん、膵臓がん、子宮けいがん、膀胱がんです。

国立がん研究センター

これでも分かるように、タバコによる呼吸器系のがんが非常に多いことが分かります。

がん以外でもよく知られたのが、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」などのいわゆるタバコ病です。

「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の症状としては、喘息のように咳が止まらなくなったり、痰が絶えず出たりします。

ひどくなると呼吸不全となり、眠ることすらできなくなるのです。

疲れやすくなる

タバコを吸うことでリラックスできるという人がいる反面、タバコを吸うことで疲れやすくなっている人もいるのはどういうことでしょうか?

タバコを吸うことで疲れやすくなるのは大きく分けて三つの原因があると言われています。

1つ目として、タバコを吸うことで血管が収縮することで、血流が滞ることです。

タバコを吸うことで動脈硬化を起こし、必要な量の血液を体内に運ぶことが出来なくなり疲れやすくなります。

体内に酸素が十分に行きわたらないと疲れやすい身体になるのです。

2つ目として、タバコを吸うことで一緒に一酸化炭素を体に吸収しているからです。

一酸化炭素を吸い込むと、血液の中にあるヘモグロビンと結びつきます。

ヘモグロビンは、体中に酸素を運搬する役割を果たす物質です。

一酸化炭素は、酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすいので酸素を運べなくなります。

すると、酸素が必要な臓器や筋肉は酸欠状態になり機能が著しく落ちてしまいます。

よって、疲れやすい身体になっていくという仕組みです。

3つ目として、タバコを吸うことで活性酸素を発生させて、大量にビタミンCを消費することにあります。

ビタミンCには抗酸化作用があり、活性酸素を緩和する働きを持っていると言われています。

タバコを吸うことにより、ビタミンCが破壊され、活性酸素の発生を抑えることができなくなるのです。

結果、ビタミンCが不足して、疲れやすくなるのです。

よい睡眠が得られない

タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があると前にも書きました。

ですので、タバコを吸った後は寝つきが悪くなり、深い睡眠にも入りづらくなると言われています。

また、タバコによる呼吸器の疾患も見逃せません。

タバコを吸うことで、呼吸器の疾患にかかりやすくなり、それによりイビキや呼吸不全を起こす事があります。

タバコを吸い続けると気道に炎症が起き、それにより起動が塞がれてイビキの原因になるというのです。

結果、睡眠の質を下げてしまうという仕組みです。

頭が悪くなる

タバコを吸うことで頭が悪くなるなんて聞いたら、殆どの喫煙者が反論するでしょう。

というのが、歴史上の人物や作家、研究者など頭がいいと言われる人たちの多くに喫煙者がいるからです。

しかし、頭が悪くなるというのは、なにもバカになるというわけではなく、脳の機能が低下することをいいます。

タバコを吸うことにより、ニコチン中毒になることは知られたことですが、中毒者はニコチンが切れたことにより集中力が切れます。

また、米国のカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者らの研究で、中高年の喫煙者で認知機能が低下しているという結果もあります。

体臭も臭くなる

タバコのニオイを嫌いな人は多いですが、タバコを吸うことで、自身の体臭も悪化させているのをご存じでしたか?

早い話、タバコはワキガや加齢臭を助長させているというのです。

タバコを吸うことで血行不良なると何度も言ってきましたが、血行不良になることで、乳酸とアンモニアが結びついて汗と一緒に分泌され、アンモニア臭を発生させます。

また、頭皮の常在菌が乳酸を分解することで発生する、ミドル脂臭などの臭いも強くなるのです。

食欲がなくなる

タバコを吸うとダイエットになるという人がいます。

タバコと食欲の脳内神経メカニズムを研究した、米国・エール大学医学部のMarina Picciotto教授らが、Science 2011年6月10日号に発表したことによると、

喫煙によってタバコに含まれるニコチンが血中に入り、視床下部の一部の満腹中枢に関与する部分の神経細胞ニューロンを活性化させ、空腹感を感じられなくなり、こうした現象が生じていることがわかりました。

タバコを吸うと食欲が減るメカニズムが明らかに!() | 現代ビジネス | 講談社 (gendai.media)

つまり、タバコを吸うことで食欲が抑えられているというの研究結果がでたのですが、だからと言って、ダイエットにタバコを吸うのは止めておいた方がいいでしょう。

痩せるのと引き換えに不健康な身体が手に入るのですから。

心が弱くなる

タバコを吸うと心が弱くなるとはどういうことでしょうか?

ニコチンには中毒症状を起こす作用があるというのは何度も言ってきましたが、つまり、タバコを吸うことで気分の起伏を引き起こしていると言えるのです。

ニコチン中毒により、タバコを得ることと失うことへの精神的バランスを作り出しているのです。

またタバコは、ニコチン依存より精神的依存の方が止めづらいということは、禁煙を経験したことがある人はわかると思います。

ふとした時に吸いたくなる衝動が起きるのは、強く記憶と結びついているからです。

そして、ニコチンの作用により、落ち着いた気分になれたり、集中力が増したことでよりタバコに依存していきます。

タバコを吸うことで、依存心が高くなっていくのというのです。

人から嫌われる

タバコを吸うことの害は数多くあると言われていますが、その中で健康被害の次に深刻なのが他人から嫌われることではないでしょうか。

どんなに印象が良くても、タバコを吸っていると聞いただけで、否定的な感情が芽生える人は増えているのではないでしょうか?

タバコを吸うことは個人の自由なのですが、タバコを吸うということがマイナスに働いてしまうのは否めません。

今や、タバコを吸うことは、個人の問題だけでなく、社会の問題になってしまったので仕方ないかもしれません。

どんなに気を付けていても悪く言われる喫煙者と、その待遇の悪さを充分、考えてタバコを吸うべきでしょう。

まとめ

タバコを止めてはっきり言えることは、ボクにとってタバコは何もよい効果をもたらすモノではなかったということです。もし、ストレスを感じたとしたら、一旦立ち止まって数回、深呼吸をすれば、それだけでストレスが軽減していくでしょう。たとえこれが、タバコを吸う10分の1のストレス解消だとしてもタバコを吸って他のリスクを負うよりも、はるかに健康で気分もいいのです。

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