改めましてkitajinです。ここでは銭湯の紹介していきたいと思います。
「今更、銭湯を紹介してくれなくても分かっているよ」と言われそうですが、まあ、そう言わずに、分かっている人も「そうだ、そうだ」と相槌をうちながら、kitajin流の銭湯の楽しみ方を見ていってください。

銭湯に入る効果
末端が温まる
人間の体は血液によって温められています。
しかし、歳とともに毛細血管が消えてしまったり、あっても血液が流れていなくなったりします。
これが末端の冷えに繋がり、更には様々な病気の原因になると言われています。
家のお風呂でもいいですが、銭湯は、より温まる効能があるお湯を使っているところが多いです。
末端を温めることにより、全身をくまなく温めて、病気の原因を遠ざけることで健康に近づきやすくなります。
内臓が温まる
腸活という言葉があります。
腸を整えることで、様々な病気を予防に繋がるという考えです。
食べることが生きる源なら、それを支える腸がしっかりしてなければ、生きる根幹を揺るがせることに繋がるのではないでしょうか。
昔から、「お腹は冷やしてはいけない」と言われてきました。
腸を冷やすことにより、体が不調になりやすく、それがストレスや免疫力低下に繋がり、病気になりやすいという理由からなのでしょう。
そういった意味からも内臓は温めた方がいいのです。
脳が温まる
脳が温まると目が覚めます。
目覚めのシャワーがなぜいいか?それは脳を温めているのです。
脳を温めると血流が良くなり、それにより活発になります。
活発になれば、ストレスも減り、元気になります。
ただし、寝る前に脳を温めると眠れなくなるので、寝る直前に熱いお湯に入らない方がいいと言われています。
心が温まる
体の隅々まで温まることにより、心まで温まります。
お湯につかると朗らかな気持ちになるので、実感すると思います。
銭湯はその効能が家風呂よりも大きいのです。
更に、裸という解放感も手伝い、リラックス効果を生んで心身ともにリフレッシュします。
銭湯に行く効果
銭湯は行くだけでも様々な効果が得られます。では具体的に何が良いのでしょうか?
解放感
銭湯の醍醐味は何と言っても、解放感ではないでしょうか。
大きなお風呂、広い施設内の開放感があり、裸でいられる解放感ではないでしょうか。
裸になるということは社会性を脱ぎ捨てることと言われます。
そんな社会性を脱いで、解放感に浸れば、ストレスも吹き飛んでしまうのではないでしょうか。
度胸がつく
裸とは、当然、何も持ってない状態です。
銭湯には多種多様な年齢、職業、性格の人が来ます。
そんな人たちと裸で過ごすのですから、ただそこにいるだけでも多少の影響を受けてしまいます。
多くの人と触れ合うことで、度胸がついてくるのではないでしょうか。
大らかになる
銭湯で疲れを癒し、ストレスを減らして、汚れを洗い流すと大らかな気持ちになれます。
これは脳が温められた影響もあるのかもしれません。
気持ちが穏やかになり、些細なことが気にならなくなります。
人間が少し大きくなります。
疲れが取れる
以上のことをまとめた結果、心身ともに疲れが取れてます。
毎日通うのもいいですが、週に一回でもいいので自分への御褒美として銭湯を利用してみてはどうでしょうか?
銭湯の注意点
1・寒暖差
お風呂は何と言っても寒暖差に注意が必要です。
服を脱いで、裸になるだけでも血圧が上昇すると言われています。
銭湯は脱衣所にエアコンがついているので、そこまでではないでしょうが、それでも、露天やサウナから水風呂と寒暖差により、血圧が上昇して、血管に負担を掛けることが多いので、高血圧や持病がある人は充分に注意が必要です。
また、自分は健康だからと油断せず、細心の注意を持って入ることに越したことはありません。
裸で、救急車に乗りたくなければ、気を付けましょう。
2・サウナに入り過ぎない
銭湯にサウナが併設しているところは多いですし、サウナに入るために銭湯を利用している人もいるかと思われます。
サウナは健康に良いと言われていますが、しかし、高温の中に長時間いるのは体に大きな負担を掛けます。
先ほど、脳を温めるといいと言いましたが、脳を温めすぎることで起こる弊害もあることを覚えておいた方がいいかもしれません。
サウナは一回8分~12分、こまめに水を飲むこと、間に休憩を挟むとよいとされています。
せっかく健康のために入りにきたのに、体に良くない方法で楽しむのはおススメできません。
3・洗いすぎない
銭湯に行くと、どうしても長い間お湯につかったり、サウナに入ったり、水風呂に入ったりとかなり長い時間、肌に負担をかけています。
本来なら、人間の肌は石鹼を使って洗わなくてもお湯につかるだけで、汚れが落ちると言われています。
それを必要以上に肌を洗ったり、お湯の中にいたりするわけですから、汚れは充分すぎるほど落ちているはずです。
ですので、必要以上に洗いすぎないようにしましょう。
4・人とのトラブル
銭湯は多くの人間が利用します。
いろんなタイプの人が利用しているということは、それだけ自分勝手な行動は慎むべきです。
特に込んでいる時は狭い空間に肌を突き合わせることもあるので、トラブルに発展することも気を付けないといけません。
気持ちの良い場所では、お互い譲り合い、心も気持ちよく過ごしたいものですね。

銭湯の楽しみいろいろ
1・サウナ
サウナ好きな人は多いので、今更いうまでもありませんが、サウナはリラックス効果、新陳代謝などを促し、ダイエットにも効果があると言われています。
発汗作用で、毛穴から老廃物を出して、肌を綺麗にしますし、デトックス効果で、内臓などにも良い影響を促します。
しかし、良い反面、気を付けなくてはいけないこともあります。
汗を出しすぎての脱水症状や血圧の上がりすぎ、貧血を起こしたりするので気を付けた方がいいでしょう。
2・塩サウナ
塩サウナは、サウナの中に専用の塩が置いてあり、それを体にこすり付けるものです。
サウナの発汗作用で毛穴を開いたところに、塩が効果を表し、肌の汚れを落とすという謳い文句でだいたいやっています。
実際、塩を体にまんべんなくつけて、擦ることで古い角質が取れて、塩サウナに入った後は、肌がすべすべになった気がします。
ただ、刺激が強いので、あまり頻繁にやったり、塩を体に強く擦りつけないようにと注意書きがあります。
3・スチームサウナ
スチームサウナは、高温の蒸気を発生させるサウナです。
蒸気の噴出口に薬草などが入った袋を置いて、それを通して蒸気が部屋全体を包み込み、皮膚から薬草の効能が浸透していきます。
温度が通常のサウナより低く設定されており、長い時間入っていられるのも特徴的です。
4・炭酸泉風呂
炭酸風呂は様々な効果があると謳われています。
高濃度炭酸泉を売りにしている銭湯もあるくらいですから、効果はあると思います。
炭酸泉に入るといつもより温まった感じがして、お風呂から出た後もポカポカしているような気がします。
シュワシュワした気泡が風呂の中にあり、肌も綺麗になった気分です。
5・薬湯風呂
薬湯とは様々な効能のある植物などをお湯に混ぜたお風呂です。
季節のより、取れる植物が変わりますし、効能も季節ごとに変わります。
季節を感じながら、いろんなお風呂を楽しめるのはまさに日本ならではですね。
6・露天風呂
露天の良さは効能というより、解放感なのではないでしょうか。
天候や季節を直に感じられ、野生になったような解放感で、リフレッシュの相乗効果を得られます。
もちろん、露天にも各店のこだわりがあるので、そこを楽しむのもおススメです。
7・電気風呂
電気風呂は苦手な人がいると聞きます。
確かにビリビリとして少し怖い気もしますが、慣れてしまえば、新しい刺激が病みつきになります。
コリをほぐし、新しい刺激を感じれば、体が甦ったような感覚になるのではないでしょうか。
8・ジェット風呂
強力な空気を出して、水中に泡を出すジェット風呂もまた新しい快感を与えてくれるのではないでしょうか。
空気圧を凝っている部分に当てれば、指圧効果となり、お湯の暖かさと相まって凝りがほぐれていきます。
空気なので当然、泡が湧いてきて、イオン効果も期待でき、リフレッシュできるのではないでしょうか。
9・ボディーソープ、シャンプー、リンス
備え付けの体を洗う洗剤も、その店のこだわりが表れます。
季節によって変わったり、薬用だったり、肌に良いもの、髪に良いものを置いてあります。
あまり気にせず使っていますが、そういうところにもこだわる銭湯は良い店ではないでしょうか。
10・憩いの空間
銭湯独自のこだわりに、憩いの空間があります。
飲食が出来たり、休憩室があったり、漫画本が置いてあったりと一日居ても飽きない娯楽施設になっています。
一度、入場してしまえば、何度お風呂に入ってもいいですし、一日中のんびり過ごせば、身も心もリフレッシュされます。
11・新しい店の開拓
以上のような楽しみを見つけるため、新しい店を探しに出るのもいいものです。
少し離れた町に、まだ見ぬ銭湯があるかもしれません。
そこには上記にない新しいお風呂、サービスがあるかもしれません。
そんな銭湯を探しつつ、一日かけて小旅行するのもいいかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?銭湯は安価で入れる肉体再生工場です。
日々の疲れ、ストレス、不調やモヤモヤなどを銭湯がすべて洗い流してくれます。そして、スッキリした気持ちで一日を終えれば、明日への活力となり、また一日を戦い抜くことができるのではないでしょうか。毎日でなくてもいい、同じ店でなくてもいい、ふと思い立ったら、銭湯に行って、リフレッシュしてみてください。