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kitajin流 呼吸のすすめ

改めましてkitajinと申します。ここでは呼吸について取り上げてみたいと思います。

 皆さんは普段、呼吸についてどれほど意識していますか?実は呼吸を意識的にすることによって、気持ちを落ち着かせたり、怒りを鎮めたり、疲れない身体を手に入れたりと様々な効果を得られると言われています。ここでは呼吸を意識することでどんな効果が得られるかを具体的に紹介していきたいと思います。

写真/パヴェル・ロゾヴィコフ、アンスプラッシュ
写真/パヴェル・ロゾヴィコフアンスプラッシュ

呼吸を意識することで何がいいのか?

ストレスの緩和

呼吸を意識することで、ストレスの緩和に繋がります。

緊張したり、イライラしたり、ドキドキしている時に深呼吸をするのは、よくやることです。

しかし、何かに気を取られてしまうと、逆に呼吸を忘れたり、浅い呼吸になったりしているものです。

ですので、常日頃から呼吸を意識してストレスから身体を守っていきましょう。

疲れない身体

呼吸が浅いと身体が疲れやすくなります。

酸欠状態を思い浮かべればわかると思います。

吸い込んだ空気は血液の中を巡り、体内を循環して隅々まで行きわたります。

取り込んだ空気が少ないと、充分に行きわたらず疲れやすい身体になるのです。

呼吸を意識して疲れない身体にしていきましょう。

痛まない身体

呼吸を意識することは、力の入れ具合を意識することに通じます。

よく、「ぎっくり腰にならないように、重いものを持つときは息を吐きながら、ゆっくり持ち上げましょう」

と言われるように、呼吸一つで身体にかかる負担を減らすことができるのです。

ストレッチやヨガのように、動作と呼吸が連動している様子を想像すれば解りやすいと思います。

瞬発力

呼吸を意識すると瞬発力を発揮することもできます。

ダッシュをしたりジャンプをしたりするとき、人は無意識で一瞬、息を止めています。

そのようにして、力を瞬間的に出すためには、息を止め、筋肉を収縮させます。

呼吸と体の器官が連動していることがよく解ります。

呼吸を意識して、常に全力を出せるようにしましょう。

集中力

集中力を出すためには、呼吸を安定させる必要があります。

集中したい時には、「目を閉じて、ゆっくり呼吸して、心を落ち着かせる」

と禅の修行ではなくとも皆さんやっています。

何かに気を取られたり、頭によぎったりしないで、一つの事に集中するためには訓練が必要です。

そのための第一歩が呼吸を操るという事です。

声が出る

呼吸を意識することで声が出るようになります。

「自分は歌手ではないから声なんて関係ない」と思われるかもしれません。

しかし、「息が長い」という言葉にもあるように、息が続くことは長生きにも通じます。

更に人の「声」に対する印象とは、その人の印象の大きな部分を占めています。

声の印象が良いと、その人まで良く見えてしまうものです。

それをうまく使っているのが人前に出る職業の人たちです。

自信を持って、大きくはっきりした声で話す。

それをされると、言っていることが正しく聞こえてしまいます。

呼吸法を取り入れ、いつでも声が出るようにしておきましょう。

幸せになる

呼吸を意識することにより、落ち着きを取り戻し、ストレスを緩和させます。

冷静さと集中力を持って物事に取り組み毎日を過ごすので結果、ミスが少なく安全に過ごせるようになります。

それだけではありません。

毎日のどこかのタイミングで、呼吸法を実践するだけで不安が消えて、いつでも幸せな気分になれます。

呼吸法を取り入れるだけで、心身共に幸せになるのではないでしょうか。

呼吸法を体得することで、日常生活からヨガやストレッチ、ストレス緩和、スポーツ、健康に至るまで、あらゆる場面で活用できるようになります。

呼吸法いろいろ

丹田呼吸法

ここで言う「丹田」とは、おへそから拳いっこ下の位置にある場所のことです。

ここを本来「下丹田」と呼ぶのですが、ツボで言うところの関元穴ともいわれます。※因みに英語圏では下丹田を「hara」とも言うそうです。

下丹田というのは、気の集中する田んぼという意味合いがあり、そのため、この下丹田を鍛えることで気が充実して元気になると言われています。

丹田呼吸法とは、簡単にいえばこの下丹田を意識する呼吸法のことで、それにより気を全身に巡らせる効果があります。

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478呼吸法

「478呼吸法」とは、アメリカの医師アンドルー・ワイル博士が提唱 している呼吸法の一つです。

ワイル博士は、呼吸にはストレスや不安の軽減、気分転換、活力の回復など、さまざまな作用があるとし、呼吸法を用いてそれらを緩和すよう研究し、確立しました。

「478呼吸法」は不眠や対人関係に問題を抱えている人、感情のコントロールができない人などに効果があると言われています。

ストレス下では呼吸が浅くなっている場合が多く、疲労しやすい状態を作り出しています。

それを、呼吸を意識的にすることにより、軽減させることを目的としたものが、478呼吸法です。

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IAP呼吸法

「IAP呼吸法」とは、スタンフォードのスポーツ医局が取り組む最新メソッドで、体内圧力を高めてダメージを完全にブロックすると言われている呼吸法です。※「IAP呼吸法」とは(Intra abnormal pressure)の略称です。

簡単にいうと、息を吸うときにお腹を膨らませ、息を吐くときもお腹を膨らませたままにする呼吸法のことです。

(※息を吐くときの方法が、腹式呼吸との違いです。)

こうすることで、常にお腹の中に圧力がかかったままになり、脊髄が安定して、疲れにくい体になるようです。

 参照

『スタンフォード式 疲れない体』(山田知生著、サンマーク出版)

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その他にもヨガなども様々な呼吸法があるので、興味のある方は調べて実践してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

 普段、当たり前にしている呼吸。しかし、それを意識することで、様々な効果が得られることが分かったと思います。誰かに教わった呼吸法でなくとも、目を閉じて、ゆっくりと息を吐いて、吸ってを繰り返せば心は落ち着いていくのが分かります。心が水面だとして、波風が立っている水面を沈めていくのが呼吸法だとすると、イメージがわきやすいと思います。

 

-kitajin