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イライラすること

イライラすることをやめる

ボクが9番目に止めたことはイライラすることです。ボクは子供の頃から我が強く、気性が荒い性格をしていました。大人になってからは、つまらないことでイライラして一人で空回っていたのですが、このままでは良くないと思い、なんとかしようといろいろな本を読み漁ったりもしました。そして、苦しみながら五十を手前で、ようやくイライラ人生から抜け出せたのです。

クレーム

どのような事にイラついていたのか?

他人に命令されること

僕は他人に命令されたり、指摘されることが苦手でした。なので、当然、仕事では浮いた存在であり、避けられるような人間でした。

上司や事業主には扱いづらい人間だったと思います。

自動車の運転

自動車の運転というのは、人によって様々なので、自分と違う考えの動きをされるとイライラがピークになっていました。

また、急いでいる時などに前に遅い車がいると、余計にイライラが募って、思わず追い越したりもしていました。もちろん、追い越ししてもよい場所でですが。

パチンコで負ける

若い頃はよくパチンコに大金をつぎ込んではボロ負けして、そんな時は悔しくて眠れませんでした。

勝てるはずがないものにお金をつぎ込んでいる自分が悪いのに、パチンコ店を逆恨みをしていたものです。

急いでいるときに信号機が赤

急いでいる時に限って、信号がすべて赤なんてことはよくあることです。

しかし、そんな時は、今日は何て不運なんだとバカみたいに本気で思っていたものです。

レジの順番待ち自分が並んだ方が遅い

何台かのレジにお客が並んでいる場面で、こっちの方が空いていると列に並ぶと、前のお客がやたらと世話を焼かす客だったりして、結局一番遅くなったりすることはあるものです。

なぜイライラするのか?

なぜ人はイライラするのか?

その答えとして、YouTubeでも人気の岡田斗司夫氏が言っていましたが、

イライラするのは、自分ではどうしようもない無力だからイライラするのだと。

怒りとは無力の裏返しだと言っていました。

確かに、その通りで、無力な場面に遭遇すると、イライラが募るのです。

また、自分の方が正しいとか、ルールにのっとっていないという思いが先行して、人を許せなくさせるのです。

どのようにしてイライラを鎮めさせられるようになったのか?

では、どのようにして、イライラしない生活を手に入れたのでしょうか?

心理的アプローチ

どのようにしたら、イライラしなくなるのかを考えると、まずは、心に余裕を持つことです。

当たり前のことですが、いろいろと抱え込んだり、忙しかったり、急いでいたりするだけで人は余裕がなくなります。

ですので、常に行動の先読み、自分が何をするのかを事前に分かっているという状態を作っておき、時間に余裕を持つことが大切だと気づきました。

また、あまり抱え込まないことも大切です。

次に冷静になり、自分を見つめなおすことをしました。

自分を見つめ直し、そして、自分にとって一体、何がいけないのか考えたのです。

そして、現状に感謝する。感謝を忘れないということが大切ではないでしょうか。

自分一人でこの世の中が成り立っているわけではないと言うことを再認識して、自分も他人と同じ立場であると言うことに気づいたのです。

そのようにして、だんだんと自分を変えることができたかもしれません。

肉体的アプローチ

また、肉体的にもアプローチすることが大切だと思いました。

例えばイライラするのは、単に自分の体調が悪いということかもしれないし、寝不足かもしれません。人は寝不足だけで余裕がなくなり、どうしても他人に対して寛容でなくなります。

仕事の事に関して言えば、忙しすぎたり、長時間労働を強いられたりすることは精神的負担となり、それが心の余裕を失くし、些細なことでもイライラして、自分中心の考えになっていくのかもしれません。

また、積極的に運動を取り入れることでも精神の安定も促します。特に朝の散歩は朝日を浴びて、セロトニンを分泌させると言われています。

筋トレもいいですし、体を動かすことはストレスの軽減になることは間違いありません。

日常生活を見直す

また生活全般を見直すことも大切だと思いました。

自分のは心を悪くするは生活習慣というものもあるでしょう。毎晩の晩酌で身体を壊しているかもしれませんし、ギリギリの行動が余裕をなくしているのかもしれません。

また、望まない人間関係に煩わされているのかもしれません。自分のペースを乱す人間との関係はそれだけでストレスになります。

ストレスが溜まることで、それがイライラに変わって発散されるのです。

気持ちの変換

どんなに気を付けていても、ストレスを感じなくなることはないですし、上手くいかないことの方が人生多いはずです。

そんな時に目の前のことをどう捉えるかで、感じ方は違っていきます。

出かけようとして雨が降ってきたら、腹を立てるより、雨に濡れてもどうってことないと思えれば、なんてことはありませんし、そもそも雨の中を歩くのが楽しいと思えば楽しくなるものです。

子供時代に、雨が楽しく思えていたのに、いつの間にかわずらわしさしか残らなくなったのは、大人の先入観だけなのかもしれません。

という訳で、どんなことが起きても、焦らず、怒らず、気持ちを立て直そうという意識が生まれました。

最後に

若い頃は、怒りを持つことは悪い事ではないと思っていました。しかし、年を重ねるごとにどんどんと考え方は変わっていき、イライラは損だということに気づきました。人間、感情の生き物だから、怒りも自然な感情だ、という人もいるでしょう。確かにその通りかもしれませんが、イライラしていて気持ちよければそれでも構いませんが、正直、ボクには気持ちが悪いし、何より、凄くバカっぽく思えるのです。そんな些細なことで怒っている自分の姿が、いい歳したオッサンが、感情のコントロールも出来ないのかと情けなく思えました。これは別に正解ではなく、自分にとって何がいいかということであります。

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