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実家暮らし

一人暮らしの危険・防災編

改めましてkitajinと申します。一人暮らしにとって、防犯もさることながら、防災も気になるところではいでしょうか。

近年、数々の大型災害が目の当たりにして、いつ自分たちが同じ被害に見舞われるかわかりません。そこで、いざという時に少しでも被害を少なくするために、災害時、そして普段の私たちに何ができるのかを考えてみました。

dexmacによるPixabayからの画像
dexmacによるPixabayからの画像

地震から身を守る

日頃の備え

地震はいついかなる時に起こるか分かりません。

地震が起きた場合、部屋に置いてあるものが凶器に変わります。

背の高い棚が自分に向かって倒れてきたり、窓ガラスが割れたりして足元に飛散します。

自分に襲ってくるのも危険ですが、進路を塞いで避難できなくなることも避けたいものです。

転倒の恐れがある棚などは留め具をしたり、置き場所を考えたりしましょう。

またガラスには飛散防止フィルムを貼っておいてもいいでしょう。

普段から、地震に備えて部屋を整えておきましょう。

冷静な行動

大きな地震が起きると冷静な判断ができなくなります。

だから、まず冷静になるように努めましょう。

そのためには揺れている時は動かずに、机の下に隠れるなど避難訓練を思い出してください。

そして、揺れが収まってから、火事になりそうな物を消化して避難の準備に入りましょう。

細心の注意を持って足元に気を配り、割れたガラスなどを踏まないようにしましょう。

自分がどこへ、どの道を通って避難するか、普段から知っておきましょう。

非常時、冷静に行動するには、事前に事態を想定して考えておくことが大切です。

避難経路

地震がおさまり、避難する時には注意が必要です。

地震により、道が一変している可能性があるからです。

家屋などの倒壊、地盤沈下、木や電柱が倒れていたりと住んでいる場所によっては更に悲惨な状況も考えられます。

そんな時に、どこへ逃げたらいいのか分からなかったり、避難場所の位置が曖昧だとしたら、二次被害にあう場合も出てきます。

ですので、普段から自分の暮らしている町の地図と、避難場所とそこまでの経路を頭の中で思い浮かべられるようにしておきましょう。

避難場所

避難場所では、老若男女さまざまな人がいます。

その中で自分の事ばかりを構ってくれる人はいません。自分の事は自分でしなくてはいけません。

怪我などがしてなければ、率先して人のために動くようしていきしょう。その方が自分のためにもなります。

被災すると、どうしても待ちの姿勢になります。

待ちの姿勢になると、何かが起こるのを待つしかないというネガティブな考えに陥りがちになります。

そこを自分から行動を起こす事で、能動的に変わっていくのです。

ですので、誰かの手伝いを率先してやるようにしていきましょう。

そうすることで周りとのコミニケーションが取れて、自分の居場所もできます。

備蓄・防災リュック

地震になると圧倒的に物資がなくなります。

避難所に行けば食べ物、飲み物、日用品が用意してあるわけではありません。数日から数週間、不自由な生活を強いられます。

そのため自分に必要な物をあらかじめ自分で用意しておいた方が安心です。

普段から、リュックに日用品や非常時に必要な物を詰め込んで、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。

 リュックに入れておく物

・非常食(水・レトルトご飯、ビスケット、板チョコ、乾パンなど)

・日用品(毛布タオル・トイレットペーパー・生理用品・歯ブラシ・歯磨き粉など)

・役立つ物(懐中電灯・使い捨てカイロ・絆創膏・包帯・消毒液・常備薬・ティッシュ・新聞紙・軍手や革手袋・万能ナイフ・ブランケット・ロープ・ガムテープ・マッチ、ライターなど)

・重要な物(預金通帳・印鑑・現金・健康保険証など)

・あと靴とヘルメットも入れておいた方がいいです。それらを枕元のすぐに取れる場所に置いておきましょう。

 備蓄しておく物

・水は、1日3リットル、非常食は、1日分をひとまとめにして用意しておきます。

※大規模災害発生時には、1週間分の備蓄が望ましいとされています。

備蓄は防災のためだけに置いておくとどうしても無駄になってしまうので、上手に消費しながら循環していきましょう。

台風から身を守る

確認しておくこと

台風が来ることによって起こりうる災害は、主に雨と風によるものです。

まず雨ですが、雨により、河川の増水や土砂崩れが起こる可能性があります。

自分の暮らしている地域は河川が増水して浸水したり、土砂崩れが起こりそうな山が背後にあるかなどを確認しておくべきでしょう。

また、風により倒れてきたり、飛んでくるものはないかを確認しておきましょう。

それと万が一のために、避難場所などの確認もしておいた方がいいでしょう。

台風の被害は想定外のことが起こるので、自分には関係のないとは思わずに普段から気にかけておきましょう。

台風の進路と備え

報道などで、台風の進路の確認と想定される被害状況を知り、準備をしておくことが大切です。

雨戸があれば閉めたり、避難場所の確認、備蓄の準備、確認などもしておいた方がいいでしょう。

スマホの充電や車を持っている場合はガソリンを満タンに入れておくとか、何かあった場合のために備えておきましょう。

停電

台風での被害の一つに停電があります。

すぐに復旧してくれるならいいですが、長期間停電していることもあります。

停電に対し、懐中電灯やラジオなどの用意をしておいた方がいいでしょう。

今はスマホ一台あれば、懐中電灯もラジオも賄えますが、肝心のバッテリーが無くなる場合があります。

そのために充電器などを用意しておくといいと思います。

現在は、安価で充電器が簡単に手に入るので、検討してい見てはいかがでしょうか?

※車のバッテリーでも充電は出来るので、ケーブルなども用意しておきましょう。

避難・移動時

台風の中の移動にも十分な注意が必要です。

雨により浸水していたり、風で物が飛んできたりと、危険が待ち構えています。

特に気を付けた方がいいのは、普段よく通る道でさえ危険になることです。

増水により急な流れができていたり、身体がすっぽりと潜ってしまうくらいの深みになっていたりします。

慌てず、慎重に行動するように心がけましょう。

備蓄・防災リュック

こちらをご参照ください👆

火事から身を守る

火事に遭遇した場合

火事に遭遇した場合、どのような行動をとればいいのでしょうか?

1・出火から三分以内、火が天井に届いていないくらいなら消火を試みる。※その間「火事だ」と叫び、周囲の人に知らせる。

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2・消化は無理とわかればすぐに避難する。※煙が無ければ、「火事だ」と叫び、周囲の人に知らせる。

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3・安全な場所に逃げてから119番通報する。

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4・避難時は煙を吸わないように身体を低くして移動。ハンカチやタオルで口を覆う。なければ服の袖でもいい。

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5・避難する時は、ドアを閉めて炎と煙の進行を抑え、空気の侵入を断つ。

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6・安全なところまで逃げたら、中に戻りしない。

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7・消防隊が来たら、彼らに状況を説明する。(※火元や逃げ遅れた人がいるかどうかなど)

  119番通報

・どこが火災現場なのかを告げる。※携帯電話の場合は基地局の関係で別の管轄に掛かってしまう場合があります。市町村から住所を告げましょう。

・被害状況を告げる。(怪我人や取り残された人など)

・コールセンターの指示に従う。

火より怖い煙

火災で一番に命を落とす原因は煙です。

火災で出た煙は、一酸化炭素などの有毒ガスを多く含んでおり、わずかな量を吸い込んだだけで中毒症状を起こします。

僅かな量でめまいや吐き気、場合によっては気を失い、死に至ることもあります。

避難するときは、煙が僅かであってもハンカチなどで口を覆い、姿勢を低くして避難したほうがいいでしょう。

煙の中を逃げる場合は、身体を床に這うようにして、絶対に煙を吸わないように落ち着いて逃げましょう。

避難経路

火災が発生して、避難するときにも注意が必要です。

煙が出て無いときなら、火事を周りに知らせながら逃げましょう。

建物の形状で、避難する方法は大きく変わってきます。

低いアパートなら、ロープやシーツ、服などをつなぎ合わせて窓から逃げましょう。

飛び降りる場合は、窓枠にぶら下がってから落ちた方がその分距離が短くなります。

タワーマンションなどの場合は、火と煙は上に向かっていくので、下に逃げる方がいいです。

ただし、エレベーターは止まる可能性があるので、乗るのは止めましょう。

非常階段を使った方がいいですが、中の階段は煙突の役割を果たすので煙が上昇してきます。あるなら外の非常階段を使いましょう。

下に逃げられないとわかったら屋上に上がって助けを待ちましょう。

逃げ場がなく部屋の中に留まる場合は煙が入ってこないように、布などで隙間を埋めましょう。

日頃から自分の暮らしているアパートやマンションで火災が起きた場合の想定をして、避難経路や防火設備の確認をしておきましょう。

避難時の注意点

1・火元の部屋から避難するときは、部屋の窓やドアを閉めてから避難しましょう。

空気の供給を遮断し、延焼と煙の広がりを遅くして、逃げるための時間を確保するためです。

とにかく逃げる時は、煙を吸わないこと、後戻りしないこと、いち早く安全な場所に行くことです。

2・火災の時は、部屋の外がどのような状況になっているか分かりません。

ドアノブが熱くなって触れないと相当、火の手が迫っているという事です。

部屋の外は、有毒ガスが充満しているかもしれません。

いきなり開けると、部屋の空気が一気に流れ出て、それが火の勢いを増す要因になったりします。※これをバックドラフトと言います。

ドアノブを触るときも火傷をしないように気を付けましょう。

3・避難している時は、口にタオルや布を当てて、煙を吸い込まないようにします。

濡れているとかえって呼吸がしづらいので渇いている布の方がいいです。

身体を低くして、煙を絶対に吸わない姿勢で逃げましょう。

事前に避難経路を確認しておくことが万が一の時に役立ちます。

防災のために備えておく物

備蓄・防災リュック

こちらをご参照ください👆

充電器

現代はスマホが無ければとても不便です。

それは災害時なら特にそう感じるでしょう。

家族との連絡や災害情報、懐中電灯やGPSに至るまでスマホがあればできます。

そんな時に小型のソーラーパネル付き充電器を用意しておくだけで、スマホが使えるようになります。

消火器

万が一のときに消火器があれば心強いです。

出火直後なら、鎮火させることができます。

使用説明は、消火器に書いてあるので、事前に確認しておきましょう。

消火器を使っても消えない場合は速やかに避難するようにしましょう。

あと充分に濡らした布団や厚手の毛布などで、火に覆いかぶせて鎮火させる方法もありますが、いずれも火が小さいうちです。

保険

防災ではないですが、万が一のために保険に入っていくことをオススメします。

賃貸での火災の責任は自分にある場合、多額の損害賠償を請求されることもあります。

他にも地震、台風など、すべての災害に備えた保険もあるので、心配な方は検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

 防災の考え方

・地震から身を守る(日頃の備え・冷静な判断・避難経路・避難場所・備蓄・防災リュック)

・台風から身を守る(普段から確認しておくこと・台風の進路と備え・停電・避難・移動時・備蓄・防災リュック)

・火事から身を守る(火事に遭遇した場合・火より怖い煙・避難経路・避難時の注意点)

・防災グッズ(備蓄・防災用リュック・充電器・消火器・保険)

毎年のように災害が起こり、そのたびに悲しいニュースを聞きます。備えあれば憂いなしと言われますが、現代は備えていても予想だにしないことが起こる時代となってしまいました。といっても、最低限備えておいた方が生存確率が上がるのは間違いありません。今回取り上げたことが少しでも皆さんの役に立つことを願っています。

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