こんにちはkitajinと申します。この記事では、実際あったファミコンのクソゲーについて紹介していきたいと思います。なけなしのお小遣いをはたいて買ったゲームが、クソゲーだった経験のある人なら共感してくれると思います。

クソゲーとは、クリア不可能レベルに激ムズだったり、やる気が起きないほどの不親切な操作性や内容のゲームを指します。
ああファミコンのクソゲー 10選
10 仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド
『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』は、1988年にバンダイから発売された、RPGゲームです。
ゲーム内容――デフォルメされた仮面ライダー1号、2号、V3の3人がそれぞれ主人公で進める。お金を稼いでステージごとに収めることでクリアになります。
クソゲー要素――何と言ってもセーブやパスワードがないことでしょう。ですので、全23ステージを10時間~20時間かけて一気にクリアしなければならず、とても子供がプレイできる範疇を超えていました。
しかし、このゲームには救済措置があって、ルーレットで、2コントローラーのマイクを使った裏技などを駆使して、なんとかお金を増やせればステージクリアとなり時短に繋がったのです。
09 燃えろ!プロ野球
『燃えろ!!プロ野球』は、1987年にジャレコより発売され野球ゲームです。
ゲーム内容――プロ野球を題材にしたゲームで、ファミコンで初めてバックネット裏からの視点で、バッターとピッチャーの二人が画面に映し出されるという臨場感のある野球ゲームでした。
その他にも、審判のコールや歓声などの効果音もあり、プロ野球を見ている気分も味わえました。
クソゲー要素――このゲームはバランスの悪さが挙げられます。クソゲー要素としてよく挙げられるバントホームラン(バントの状態から振るとホームランになる)を筆頭に、選手の打率と実際のバッティングが反映されてなかったり、また守備などの操作性の悪さもありました。
またプレイ時間も長く、1試合、50分程度かかりました。
それでもクソゲーと評される中にあって、このゲームは多くのプレイヤーに愛されており、158万本を売り上げる大ヒットを飛ばしました。
08 タッチ
『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』は1987年発売のアクションゲームです。
ゲーム内容――異次元空間に落ちた愛犬パンチの10匹の子供たちを助けるために、上杉達也・和也の双子と浅倉南が異次元に向かい、パンチで攻撃したり野球のボールなどを投げて異次元の敵と戦うアクションゲームです。
クソゲー要素――何と言っても原作崩壊がこのゲームをクソゲーとしている所以でしょう。
青春野球漫画なのに、異次元アクションゲームとは?しかも敵も強く、クリアが困難なことも余計にファンをいらだたせる要素となっています。
一部のゲーマーにはこの激ムズ感が面白いという評価も受けているようです。
当時、人気絶頂のタッチなら、野球ゲームでも恋愛ゲームでもそれなりにヒットしたはずなのに、何ゆえにアクションゲーム、しかも異次元なのでしょうか?考えた人がぶっ飛んでいるとしか言いようがありません。
07 いっき
『いっき』は、1985年に日本のサンソフト(サン電子)よりアーケードからファミコンに移植されたアクションシューティングゲームです。
ゲーム内容――「ごんべ」を操作し、悪代官の屋敷まで殴りこみにいくという内容で、2人協力プレイも可能です。2Pは、「たご」を操作。
題材は百姓一揆だが、味方のキャラクターはプレイヤーと2Pしかいません。「一人でも一揆ができる」「一揆なのに、なぜか敵が忍者である」などツッコむどころ満載です。
クソゲー要素――四方八方から襲ってくる圧倒的な敵の量という難易度の高さと、ゲーム性の単調さですぐに飽きます。
主人公が百姓のオッサン、しかも一揆が題材となっていることもあり、あまり共感されないところも残念な感じを出しています。
クソゲーという言葉を生んだ元祖クソゲーです。
06 スペランカー
『スペランカー』は1985年にアイレムから発売されたアクションゲームです。
ゲーム内容――ヘルメットをつけた洞窟探検家を操作し、エレベーター、トロッコ、ボートなどを乗り継いで、洞窟最下層にある秘宝の山をめざします。全五面の難解ゲームです。
クソゲー要素――何と言ってもゲーム史上最弱の主人公と言われるくらい、様々要因で死んでしまいます。
段差から落ちる、蝙蝠の糞、爆風、落とし穴、スピードアップ、幽霊に取りつかれたり、エネルギー切れと、これだけに死ぬ要素があります。
ステージにはたくさんのトラップも用意されており難関なゲームとなっています。
あまりにすぐ死んでしまうので、この主人公のようにすぐケガなどをする人のことを、「スぺ体質」や「スペる」というようになったほどです。
05 アトランチスの謎
『アトランチスの謎』は、1986年にサン電子(サンソフトブランド)が発売したアクションゲームです。
ゲーム内容――横スクロールのアクションゲームで、主人公ウィンは、ゾーン1からスタートして、襲い来る敵を小型爆弾「ボン」で倒しつつ、ゾーン間移動を繰り返しながらFINAL ZONE(最終面)にいる彼の師匠を助けに行くというストーリーです。
クソゲー要素――何と言ってものこのゲームの最大のポイントは一筋縄では100面まで到達できないことです。
一面から始まって、途中からいくつもの分岐が迷路のように入り組んでおり、最終ステージに到達するには単純にその面のドアを潜ればいいというわけではないところにあります。
様々な仕掛けが用意されており、知らなければ到底進むことなどできない使用になっています。
例に挙げると、通常、穴は落ちると一機消滅なのですが、穴に落ちなければ行けない面もあったり、真っ暗闇な面があったりもします。
このゲームを攻略本なしでクリアできる人間はほとんどおらず、それくらい悪意のあるゲームでした。
04 バンゲリングベイ
『バンゲリング ベイ』は、1985年にハドソンから発売された見下ろし視点の平面全方位任意スクロールシューティングゲームである。
ゲーム内容――プレイヤーは自機のヘリコプターを操り、自軍の空母を防衛し敵機やレーダー・砲台などの防空網を破壊しながら、敵国「バンゲリング帝国」の戦略拠点(工場)を破壊いきます。
縦幅10画面×横幅10画面の100画面からなるマップで構成されています。
クソゲー要素――操作性が難しい事と、弾を発射するタイミングが難しく、敵機撃墜は難易度が非常に高かったです。
難解なゲーム性に加えて、地味な戦略が求められるゲームだったので、単純に子供では難しすぎて楽しめなかったというのがクソゲーたる所以ではないでしょうか。
しかし、こういうことが好きなマニアにとっては、充分に楽しめるゲームとなっています。
03 トランスフォーマー コンボイの謎
『トランスフォーマー コンボイの謎』は、1986年にタカラから発売されたアクションゲームです。
ゲーム内容――サイバートロンの「シティーコマンダー・ウルトラマグナス」はデストロンを倒すべく戦いの荒野に旅立っていく。全10面で、縦スクロールと横スクロールの二種類のステージがあります。
自機はロボット形態とトレーラー形態にトランスフォーム(変形)でき、場面によってトランスフォームして戦います。
クソゲー要素――とにかく敵の弾が見にくく、どこを飛んできたのか分かりません。さらに敵が多く圧倒的な難易度な上に、敵や敵の弾に触れると一撃で死んでしまいます。
当時の大人気アニメだっただけに、このゲームはヒットを飛ばし、数々の子どもが被害を受けました。
02 たけしの挑戦状
『たけしの挑戦状』は、1986年にタイトーから発売されたアドベンチャーゲームです。
ゲーム内容――ふとしたことから宝探しの情報を聞き出した主人公。本格的な宝探しに行くためには、まず身の周りのしがらみを取り払い、周到な準備をする必要があると思い立ち、
「妻に離婚届を出す」「会社に退職届を出す」「地図を渡した老人を倒す」「カルチャーセンターで様々な技能を修得する」などとミッションをクリアしていきます。
アクション要素やアドベンチャー、シューティングと様々な要素を取り混ぜたゲームとなっています。
人気絶頂だったビートたけしが監修した「今までにない独創的な発想を入れたい」を、コンセプトに作り出された常識外れのゲームです。
クソゲー要素――とにかく理不尽な設定の数々! あまりにも理不尽なストーリー展開のため、攻略本を作った太田出版にクレームの電話が殺到したという逸話もあるほどです。
通常のゲームでは考えられない内容、攻略本なしでは決してクリアできないゲームとして未だに語り継がれている伝説のクソゲーです。
01 ミシシッピー殺人事件
『ミシシッピー殺人事件』は、1986年にジャレコから発売されたアドベンチャーゲームです。
ゲーム内容――ニューオリンズに向かうデルタ・プリンセス号に乗った探偵チャールズ卿とその助手のワトソン。挨拶がてら、乗客や乗員たちの部屋を訪ねていくと、死体を発見してしまいます。
プレイヤーは探偵のコンビを操作し、複数の容疑者たちから証言や証拠品を得ながら、真犯人を告発してエンディングを目指す推理アドベンチャーゲームです。
クソゲー要素――このゲーム、推理ゲームなのに落とし穴やナイフなど奇妙な仕掛けが施されており、プレイヤーをゲームオーバーにさせるのでした。
更に厄介なのは、容疑者たちに聞き込みを開始してメモを取るのですが、同時に三つしかメモできず同じ話は二度としてくれないのです。
その上、物語が進行していっても何が間違いでクリアできなくなったのか、その判断が最後まで分からないところにあります。
つまり、何がいけなかったのか最初からやり直して検証していくしかないのです。
最後に
なぜ『ミシシッピ殺人事件』と1位にしたのか?このゲームは、発売と同時に定価で買った初めてのソフトだったからです。だから、どのゲームより思い入れがありました。クリアどころか先に進むことも出来ず、しばらく放置していましたが、古本屋で攻略本を買ってようやくクリアしたのを今でも覚えています。