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ファミコン激ムズソフト 10選

こんにちはkitajinと申します。ここではファミコンの激ムズゲームについて紹介したいと思います。激ムズゲームとは、子供はおろか、大人ですら攻略本が無ければクリア困難なゲームのことを言います。激ムズソフトとクソゲーとは区別が難しいですが、あくまで個人的な判断になっていますので、ご了承ください。それではどうぞ!

Photo by sebastiaan stam on Unsplash
Photo by sebastiaan stam on Unsplash

激ムズソフト 10選

ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境

『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』は、1986年にバンダイから発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――プレイヤーは鬼太郎を操作し、妖怪を倒していく。

各ステージはマップとなっており、いくつかのルートを選択して、途中にアクションステージ「魔境」が行く手を遮っているので、中に入り、敵を倒して通過していきます。

最後にボスがいる「妖怪城」に到達して、ボスを倒せばステージクリアとなります。全8ステージ。

激ムズポイント――鬼太郎の操作性が悪く、癖があります。一反もめんに乗る空中戦などはその傾向が強く、急に止まれずにやられてしまうことがよくあります。敵や攻撃にあたると1発でアウトです。

各魔境はクリア条件を満たすと「窓」が出現し、そこに飛び込めばクリアなのですが、窓は複数出現し、間違った窓に入ると地獄に通じています。

地獄では上から妖怪が降ってくる中を上にあがっていき、頂上にいるバックベアードなどのボスを倒さなければ脱出できません。

魔界村

『魔界村』は、1985年にカプコンから発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――主人公のアーサーを操り、大魔王にさらわれたプリンセスを助け出すのが目的です。

プリンセスを助けるためには魔界の魔物を蹴散らし、魔将軍が守る6つの門を抜けてラスト、大魔王を倒さねばいけません。

敵の攻撃や身体に触れると、鎧がはがれパンツ一丁になります。次に攻撃に当たると骨になり一機消滅です。

激ムズポイント――このゲーム、プレイヤーのやる気を最初に打ち砕くのが、ステージ1の中間あたりに出てくる赤い悪魔「レッドアリーマー」の存在でしょう。

素早く、不規則な動き。アーサーの攻撃が届かない上空をすばやく飛び回るうえに、遠くから弾を撃ったあと急降下したりと、翻弄してきます。

レッドアリーマーにやられて先に進めず、魔界村を諦めたプレイヤーも数多かったはずです。

あまりに印象が強かったのか、レッドアリーマーが主役のゲームが後に作られたほどです。

その他にも次々に難敵が現れ、プレイヤーを苦しめます。クソゲーと言われることもあるくらい、激ムズソフトです。

ロックマン

『ロックマン』は、1987年にカプコンから発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――ロックマンを操作し、ライト博士が開発したロボットを悪用している悪の天才科学者・Dr.ワイリーを倒して世界を救出するのが目的です。

ゲーム開始時にステージが選択できる事や、各ステージに個性的なボスが存在する事を特徴としています。

6つの選択ステージと、それをすべてクリアした後に現れる4つのステージの、計10ステージで構成されています。

ステージボスを倒すとボスの持つ武器を移植することができます。

各ボスによって有効的な武器があるので、倒す順番を考えて進行していくという楽しみがありました。

激ムズポイント――全体的に敵やトラップが多く、アイテムや、ボスを倒した後に得られる武器を正しく使用しないと更に難易度が上がります。

各ステージのボスが強く、そんな中でも、ゲーム終盤に出てくるイエローデビルは攻略を知らずに挑めばチート級に強いです。

イエローデビルに苦しめられたプレイヤーは多いのではないでしょうか?

スーパーマリオブラザーズ2

『スーパーマリオブラザーズ2』は、1986年に任天堂から発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――ゲームの内容は一作目とほぼ同じで、前作の続編としてパワーアップしたクッパがピーチ姫を再び攫い、マリオとルイージが救出しに行くというストーリーです。

武器も変わらず、前作を難しくしただけと言われる本作品です。スーパーマリオの上級者向けに作られた作品と言われています。

激ムズポイント――一作目の難易度をアップさせただけと言われるように、どのステージも全体的に難しくなっています。

歴代マリオの中でも最高の難易度を言われており、難易度のインフレを起こしていると言われるくらい激ムズです。

ゼルダの伝説 リンクの冒険

『ゼルダの伝説リンクの冒険』は1986年に任天堂より発売されたアクションアドベンチャーゲームです。

ゲーム内容――前作の『ゼルダの伝説』の続編。前作、魔王ガノンが倒したがその力は消えてはおらず、ハイラル王国は荒廃の一途をたどっていた。その影響力を封じるために、主人公リンクが再び、旅だつ決意をするのでした。

前作の正面見下ろし視点から横視点に変わり、後続シリーズとも一線を画した作品となっています。

アクションRPGの金字塔であるゼルダシリーズの第二作目です。

激ムズポイント――全体的に難易度が高めになっています。

攻撃、防御を上段・下段と使い分けて敵との駆け引きで倒さなけれなばらず、なかなか骨が折れます。

特にボス戦はなかなか歯ごたえがあります。

ドルアーガの塔

『ドルアーガの塔』は1985年にナムコから発売されたアクションゲームです。 

ゲーム内容――復活した悪魔ドルアーガを倒すべく、主人公ギルは、単身、ドルアーガの塔に乗り込むのであった。

操作はいたって簡単。剣を出して敵と交差すれば、ダメージを与えられます。

時間内に上のフロアに行ける鍵とパワーアップアイテムを入手すればフロアクリアとなります。全60フロア。

激ムズポイント――主人公を強くさせるアイテムが階を進むごとに入手困難になり、さらに邪魔なアイテムまで出現します。

更にラスボスドルアーガを倒しても、既定の手続きが出来てないとクリアにならず、途中からやり直しになるという無慈悲なゲームでした。

カイの冒険

『カイの冒険』は、1988年にナムコから発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――『ドルアーガの塔』の前日談に当たり、主人公「カイ」を操作し、蘇った悪魔ドルアーガからブルークリスタルロッドの奪還を目指すジャンプアクションゲームです。

動作はジャンプしながらの移動だけで、攻撃手段は一切なく、敵や敵の攻撃をよけて進みます。

各フロアに置いてあるさまざまなアイテムを取得することでゲームを有利に進められます。

フロア60まで到達するとエンディングとなりますが、物語とは無関係なスペシャルステージがフロア61から再開されます。

フロア100まで全40フロアクリアするとスタッフからの謝辞が贈られます。

激ムズポイント――何と言ってもジャンプをしながら移動していく操作性の難しさと、パズル要素の二つが挙げられます。

またステージクリアするごとに難易度が上昇していきます。

行く手を阻む、モンスターやギザギザ床、天井に触れるとミスとなり、 更にクリアタイムがあり、時間内にクリアできないのもミスとなります。

更に60階を越えて、スぺシャルステージに入ると難易度はさらに上昇して、激ムズになっていきます。

じゃじゃ丸の大冒険

『じゃじゃ丸の大冒険』は、1986年にジャレコから発売されたアクションゲームです。

ゲーム内容――じゃじゃ丸君を捜査して、なまず太夫に攫われたさくら姫を無事救出するのが目的です。

制限時間内にステージ終端の出口までたどり着けばステージクリアとなります。敵を全滅させる必要はありません。

ステージの最後には前作には無かった、中ボス(四天王)戦が用意されています。

激ムズポイント――敵の数が多く、中には耐久力のあるものや接触するだけでミスになるモノもいます。

更に制限時間の設定がシビアで、寄り道をしているとタイムオーバーになってしまいます。特に後半面はステージが長くなるため、急いで進んでも時間ギリギリのゴールになることあります。

あとは地味にグラフィックに難ありで、敵の弾が見づらく、気づかないとこもしばしば。それと「木の葉隠れの術」がチカチカして目に悪いです。

マイティーボンジャック

『マイティボンジャック』は、1986年にテクモから発売されたアクションアドベンチャーゲームです。

ゲーム内容――主人公「ジャック」を操作し、魔王ベルゼブルに攫われた王族たちを救出し世界平和を取り戻す事を目的です。

主人公「ジャック」は通路面に落ちている「マイティコイン」を拾い、Bボタンで使用することでパワーアップして、Aボタンを押す回数(ジャンプの回数ではない)により1段階ずつ戻っていきます。

各ラウンドは基本的に一本道ですが、いくつかのラウンドでは上でジャンプすると消える床・隠しドアがあったり、途中で分岐があったり、先のラウンド(あるいは前のラウンド)にワープする通路が用意されています。

最後には「王家の間」があり、その王家の間へ入ると固定画面になります。

エンディングは途中のプレイ内容により異なる、マルチエンディングとなっています。

ピラミッドは全256画面で構成されており、それらを繋げるとピラミッドのような形となります。

激ムズポイント――何と言ってもピラミッドの広さと難解な仕掛けの数々ではないでしょうか。

もちろんワープがあって、256面すべてをプレイすることなく行けますが、何も知らないでいくと途中で行き詰まります。

しかも面が進むほどに敵の数も増えて、トラップも数多くあり、テクニックを必要とします。

また例えすべてを上手くクリアしていっても、それが真のエンディングではないのです。

真のエンディングにたどり着くには、攻略本が無ければまず無理なレベルであるということです。

高橋名人の冒険島

『高橋名人の冒険島』は、1986年にハドソンから発売したアクションゲームです。

ゲーム内容――恋人ティナがキュラ大王に攫われてしまった高橋名人は、彼女を救出するため広大なステージに立ち向かうのでした。

ステージは8つのエリアに分かれ、さらにエリアごとに4つのラウンドに分かれ、さらにラウンドごとに4つのゾーンに分かれています。

主人公の高橋名人が、敵キャラクターを倒したり、障害物を躱していき進んでいきます。

また、体力を表すバイタリティゲージが一定時間が経過したり、岩につまづくと減っていき0になっても一機消滅します。

本作はワープゾーンなどがなく、純粋に32面をクリアしていかなくてはなりません。

激ムズポイント――本作は、敵キャラクターが進路を阻むように配置されていることが多く、避けて進むのが難しいので、石オノ・マジカルファイヤーなどの武器がないと難易度が上がります。

後半になるほど配置の密度が上がり、避けるのがより困難になります。

一度、武器を失うと入手するのが難しくなるので、ミスのないプレイがクリアの必須条件になります。

特にエリア8のラウンド3、終盤に登場する連続リフト&コウモリは、通称「3匹のコウモリ」と称され、ゲーム中で最高クラスの難易度と知られています。

最後に

激ムズゲームとは、何度挑んでも跳ね返されてきた高き壁のような存在です。最初にその壁にぶち当たったのはファミコンでした。何人もの子供たちを挫折させ、疲労感とやるせなさを与えた激ムズゲームの数々。しかしそれは、ゲームに命をかけてきた開発者の意地の産物であり、名作や後々まで愛される作品が多いのも事実です。

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