この記事では、食べることを楽しみにする危険性について紹介したいと思います。食べることを楽しみにして何が悪いの?と思われるかもしれません。食べることは人間の三大欲求の一つですし、欲求を満たされるということは、快感です。しかし、その一方で食べすぎによる病気や食べてはいけないものがこの世には溢れているのも事実です。

〇 この記事を読んだ方がいい人
- つい食べすぎてしまう人
- 健康について考えている人
- ダイエットを考えている人
食べる楽しみに潜む危険 8選
食べる事しか楽しみがなくなる
現在、日本において、食べることは手軽ですぐにできる快楽の一つです。
世界中探しても、これほど安価で美味しい物が溢れている国はありません。
素晴らしいことですが、だから、つい食べ過ぎてしまうことが起きやすくなってしまいます。
老若男女問わずに、お金さえあれば食べる楽しみは平等に得ることができます。
また一人で出来ますし、街中に溢れている誘惑に抵抗するのは難しいです。
しかも、他のものなら無くても生きていけますが、食事は生きていく上で必要なものなので無くすことができません。
だから、安易に楽しみを得る方向へと向かいやすいのです。
それを長い年月続けていくと、食べる事しか楽しみが無くなってしまう可能性が出てきます。
食べ物に含まれる危険
科学の進歩は食品にまで及び、現在、様々な食品が安価で美味しく流通するようになりました。
しかし、その中には、人体に影響を及ぼすと言われる食べ物も数多く存在しています。
保存料や添加物、人工調味料、トランス脂肪酸などを多く含んだ食品は、取り続けると健康被害を起こすと言われています。
安価で食べられる、本来、保存できない食品が長い時間保存できるようになるなど、素晴らしいことですが、代わりに健康をないがしろにしているのです。
暴飲暴食になりやすい
現代の日本に生きていると、何時いかなる時間帯でも食べたいという欲求を満たすことができます。
これはよく考えたら凄いことです。
人類の歴史は飢餓との戦いでした。
今でも世界中を見渡せば、食べたくても食べられない人たちがたくさんいるのに、日本に生まれただけで食べたいと思えばすぐに食べられるシステムが行き届いています。
逆に言えば、抑制が効かないと危険だという事です。
食べたいだけ食べられ、どんな時間帯でも食べられるという事は、食べることに染まりやすいという事です。
何時いかなる時でも食べられるという事は、健康を害する危険にさらされているのと同じです。
食べることは時間を取られる
食べることには時間が掛かります。
何を食べるか考える時間、買い物に行く時間、料理を作る時間、食べる時間、食べた後の消化の時間、後片付けの時間、ゴミ出しの時間、排泄の時間……一体、一日で何時間、食べることに費やしているのでしょうか?
しかも、食べる物が増えれば、おのずとそれらの時間も増えていくのです。
人生は有限です。この有限の中で、食べることに当てる時間が増えれば、自ずと他の時間が減っていきます。
食べる事ばかりに時間を割くのは、時間の無駄遣いをしているのに等しいのです。
食に関することでお金がかかる
やはり食べる事にはお金が掛かります。
日本は安価で美味しいものを食べられる国として知られていますが、それでも毎日たくさんの量を食べることは食費が掛かります。
また食費だけでなく、食事を作るための、電気、水道、ガス代、買い物に行くガソリン代、ゴミ問題など、食に掛かるお金というのはかなりあると思います。
更に、もし食べ過ぎで病気になったら治療費がかかり、太ったら、エステやトレーニングなどの費用が掛かるかもしれません。
食を見直すだけで、お金も健康もよくなるのです。
生活習慣病
現代病と言われる生活習慣病には様々なものがあります。
その中の殆どが、食べ過ぎによって起こっていると言われています。
食べすぎや、食べてはいけない食材などを慢性的に食べ続ければ、生活習慣病にかかりやすくなります。
それらはすぐに病気になったり不調になったりするわけでなく、長い年月をかけて体内に蓄積していくのです。
生活習慣病とは、食べることを楽しみにしている人が罹りやすい病気なのかもしれません。
日本人に合わない食べ物がある
西洋食が入って来るようになってから、日本の食生活はがらりと変わりました。
しかし、それら西洋食が日本人の身体に合わないかもしれないという事は意外と軽視されがちです。
生物の進化は食によってもたらされると言われています。
例えば、日本人の腸は穀物を消化するために、西洋人よりも長くなっていると言われたりします。
西洋から輸入されてきた物を食べたると、人によっては体調不良になることが実際にあるのです。
外国から入ってきた物を食べるなと言っているわけではなく、日本人の体質に合った食べ物を食べた方が身体にはいいのです。
食糧問題
食事について考えると、どうしても食糧問題について考えなくてはいけいません。
飽食の時代と言われていますが、こんな時代がそう長く続くわけはありません。
例えば、牛一頭育てるのに穀物がどれほどかかるのか知っていますか?
牛肉を1キロ育てるのに穀物が11キロ必要だという事です。
全人口に牛肉を行きわたらせるためには一体どれだけの穀物が必要になるのでしょうか?
それだけではありません。二十四時間いつでも食べられるという事は、それ以上の食品を常に用意しておかなくてはいけないという事です。
そうなれば、当然、食べられずに捨てる食品が出来てくるのは当然です。
そうした食品ロスをいつまでも続けていくのでしょうか?
食べることを楽しむために、それ以上の犠牲が生まれていることを考えるべきことです。
まとめ
食べる楽しみは人生を豊かにします。それは間違いないのですが、あまりに食べ物が溢れすぎたために食べる事しか興味がなくなったり、食べ物に対して敬意が無くなったり、食べることに時間を使いすぎたりとバランスが崩れてしまうのは良くありません。それが、ひいては肥満に繋がったり、病気になったりする原因となるので、もう一度、見なおして見るのはどうでしょうか?
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