一度は高校中退を考え、しかし、辞めずに高校に残ったら……。結局ボクは高校をやめてしまいましたが、もし残ると決めたら、どんなことをしたか?どういう経緯にしろ、高校に残ると決めたからには気持ちを切り替えて、高校生活をより良いものに変えていった方がいい。そのためには全力を投じる覚悟と、問題を一人で解決しようとしない誰かの協力が必要不可欠になるでしょう。
学校生活を乗り切るためにすべきこと

問題の解決に全力を尽くす
自分がなぜ高校を辞めようとしたのか?
ボクの場合は、根本にあったのは恐らく心労で、(診察を受けてないのでわかりませんが、その後、自分でいろいろと調べた結果)無気力になっていたことで高校生活を続けられなかったというのが問題の本質であり、何よりもまず心の病であることを認識し、治療をしなければならなかったのです。
でも、そもそも自分が心の病に罹っているなど考えもしないものです。
どうしても、ただ面倒だからと、学校に行かない子と受け取られてしまうので、自分の何が原因で学校を辞めたいと思っているのか、その本質を見極める必要があります。そして、このことは一人で判断するのは難しいので、必ず誰か身近な人に相談することが必要になってきます。
サポート体制を作る
先ほども言ったように高校生にとって、自分一人で問題を解決するには大きすぎる場合もあるので、誰かに相談して助けてもらうでしょう。しかし、そういうことも含めて、自分の殻に閉じこもったり、自分の思いが上手く説明できないのもこの時期です。
それでも、現在は三十年前とは違い、いろいろと相談する場所も増えていて、ネットで調べることもできます。
一人で抱え込まないで、両親、兄弟、友人、学校でもいいし、それ以外でも高校中退や心の病気、思春期の悩みなどの専門家に相談するでしょう。
目標を作る
十代の自分は、何をしたいのか、将来どうなりたいのか、まったく考えていませんでした。
ただ漠然と大人になることが面倒だなと思っていたと思います。何をしていいのかまるで分らず、ズルズルと時間だけが過ぎていった感覚です。
よく、「もし、過去に戻れるならいつに戻りたい?」という問いがありますが、ボクは二択で、高校中退する前か、さもなくばもう戻る必要がないです。それくらい、高校中退が心残りになっています。
それは高校を卒業できなかったということもありますが、この時期を無為に過ごす勿体なさは歳をとるごとに実感として伴うものなのです。
ですので、もし、高校に残ったら、新しい目標を持つことでしょう。
生活環境を変える
人間、同じ場所にいても、見るモノが違えば気持ちも違います。
目標を持ち、それに打ち込むことができれば、煩わしい人間関係も目に入らなくなります。そのためには普段の心構えから変えていく必要があります。
心が変われば態度が変わる➡態度が変われば行動が変わる➡行動が変われば習慣が変わる➡習慣が変われば人格が変わる➡人格が変われば運命が変わる➡運命が変われば人生が変わる。
ヒンズー教の教えより
目標を持つ=見るモノを変える=心が変わる、です。
まとめ――これはあくまで、現在の自分が考えたこと。恐らくというか間違いなく、十代の自分なら、これを読んでも、「何言ってんだ、このオッサン?」くらいにか思わないでしょう。実際、そう簡単にいったら誰も苦労しないわけで、もし、人の意見を素直に聞けたなら、学校をやめるなどと思ってないでしょう。でも、それでいいと思います。たくさんの間違いをしたほうが、その分、正解に近づけるのだから。まあ、その辺の話は長くなるので、またいずれ。