どうも、いろんなんことをやめてきたkitajinです。
本記事では、高校中退を考えているあなたに向けて役立つ記事を書いています。
年間五万人近い人が高校中退をしているという現在、誰もが楽しんで高校生活を過ごしているわけではないことが分かります。
本記事を読んでいるあなたは今現在、高校中退を考え、人生の岐路に立っている事と思います。しかし、現実問題として、高校を中退することはとても大変で、正しい選択なのか分からないというのが実情ではないでしょうか。
そんなあなたが、この先どうすればいいのかを手助けできるように、高校中退をしたらどうなるのかを経験者であるボクが紹介します。
高校を辞めたら、どういう将来が待っているのか?つける職業は?悲惨な人生が待っているのではないか?
など様々な疑問が浮かんでくると思います。また、もし、このまま中退をせずに卒業まで行くとしたら、学校生活でどんなことに気を付けたらいいかなども考えてみました。
どんな選択を取るにしろ、強い気持ちを持ってこの大変な時期を乗り切っていきましょう。
高校中退をすることのメリット・デメリット

高校中退を選択した後のメリットとデメリットを洗い出してみました。
メリット
・今の生活がリセットできる。
どういう生活をして、どんな思いでいるのかは人それぞれですが、高校中退を考えているということは、それだけ大変な思いをしている事だと思います。
今の生活から離れることで、とりあえず冷静な自分に戻れるはずです。そこから、新しい一歩を踏み出せる準備ができるようになります。
・気持ちが楽になる
高校を中退すると決めたことで気持ちがスッキリします。
一番良くないのは、中退も出来ないし、学校にも行きたくないというどちらも選択できずにモヤモヤとしたままでいる事です。
大切なのは、高校をやめることでも続けることでもなく、選択したことを後悔せずに突き進むことです。そして、また迷ったら、また次の選択をしていけばいいのです。
・休息時間を設けられる
高校をやめることで、心身共にを休むことができます。
様々なことで悩んでいるあなたは、すでに相当の疲れを感じていると思います。
高校を中退することで、一時的ではありますが休息の時間が取れて、ずいぶんと楽な気持ちになるはずです。
デメリット
・進学するハードルが上がる
高校中退すると心配になるのが、その後の進路ではないでしょうか。
現実問題として、高校を出ていないというだけで様々な道が絶たれます。
大学もその一つで、高校卒業認定書がないと大学へは行くことができないどころか、そもそも受験することもできません。
・就職しようとしても、雇ってもらえない
高校中退した人は、就職を考えているかもしれません。しかし、高校中退したあなたを雇おうという会社は決して多くはありません。
それは決してあなたが高校中退者というだけでなく、年齢が未成年ということもあります。
ですので、就職先を探す場合、なかなか雇ってくれないかもしれません。
・資格取得も難しくなる
資格の中には条件として、高校卒業以上という文言が付く場合があります。
ですので、高校卒業してないと取れない資格もあるのです。また、専門学校も、高校中退では通えないところもあります。
資格があると就職に有利ですが、そもそも高校中退をしたことで取れる資格も限られてきます。
・人間関係が希薄になる
絶対ではないですが、高校を中退するということは、友人との関係が続かなくなるかもしれません。
これは誰のせいでもなく、違う道を選ぶということは一緒に居る時間も話題も変わってくるものです。
自分から会いづらくなる場合もあるでしょう。
高校中退という負い目を感じる
これはボクもそうでしたが、高校中退をしたということを誰かに言うこと自体、難しかったです。
恥ずかしさや敗北感のようなものがあり、惨めな思いだったので、友人を避けて引きこもりになってしまいました。
親の反応が気になる
子供としては、これが一番のネックではないではないでしょうか。
育ててもらって、高校に行く費用も出してもらっている身としては、言いだしづらいですし、言っても返ってくる反応は分かり切っていると思います。
また、例え、高校中退をしたとして、その後、家にいるのか、別の選択肢を取るのかも親との相談なしでは決められないのも現実問題です。
高校中退した後の進路

高校中退を選択した後に、どのような選択があるのかを考えて行きましょう。
転校
今の高校から、他校へ転校する場合です。この場合の良い点は、高校中退扱いにならない点です。
しかも、上手く時期を合わせられれば、同学年への転校が可能で年齢差を感じずに学校に通うことができます。
あなたたちの年代で一年違うことは大きく、それだけで学校に行く気が無くなるので、同学年と一緒に高校を卒業したい人は転校することで新しい道を探してみてはどうでしょうか?
編入
編入とは、一回高校を中退して、他の教育機関に再入学すると言うことをいいます。ですので、退学扱いとなります。しかし、学年は中退した時から始められるので安心してください。
大学検定
大学検定はいわゆる大検と言われるもので、高校卒業認定が取れる専門機関を言います。
大検を取ってしまえば、高校に通うことなく、大学入試試験を受けることができるのです。
※データと資料
就職
先ほど、就職口は少ないといいましたが、それでも現代は少し前に比べて雇ってくれる環境が整っています。
また積極的に雇ってくれる企業もあるので諦めずに探してみましょう。
ただ一つ言っておくと、未成年を雇うということは雇う側にもリスクがあるという事です。
ですので、キチンとした準備と働くという意思を持って応募をしましょう。
もし就職に不安な人は、就職エージェントがいるので、その人たちを頼って見るのもいいかもしれません。
彼らはその人にあった職場を探してくれたり、就職に関してどうしたらいいのかをアドバイスしてくれるので、就職に優位になります。
その他
就職以外にもやれることはあります。
現代は好きなことして生きていける時代でもあります。YouTubeやライブ配信などまた、ブログアフィリエイトなどでも稼ぐことができます。
自分の可能性を探してみるのもいいかもしれません。ただし、自分の好きなことをするのには責任が伴います。
殆どの人間が成功することはなく終わっていきます。
そうなった場合でも誰のせいにもせずに自分の人生に責任を持って生きていける自信がある人ならこの道を進むのもいいでしょう。
引きこもり
高校中退をした後に一定数引きこもりになる人がいます。ボクもその中の一人でした。
そのときは気づかなかったのですが、ボクはそのときに軽度の精神疾患にかかっていたのだと思います。
もし、自分もそうかもと疑うのなら、家族に相談して近くの精神科で受診してみるのもいいかもしれません。
高校中退者のその後の人生
高校を中退した人がその後どのような人生を歩むかをデータと共に見てみましょう。
生涯賃金
高校中退者、つまり中卒の生涯年収は約二億四千万円に対し、大卒は三億四千万円、実に一億近い年収が変わってくるのです。

結婚
次に結婚です。中卒の場合の生涯未婚率は、平成22年には女性が15.5%、男性に至っては35.2%にも上り、およそ中卒男性の3割以上が未婚者なのです。
また学歴に加え、正社員率によっても結婚の割合が変わって来て、正社員率が悪い中卒者は当然、結婚率も下がっています。
参考:内閣府男女共同参画局-生涯未婚率の推移(男女別)
http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h25/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-20.html
仕事
現在、中卒でつける仕事は案外あります。
それも公務員や看護師、プログラマー、エンジニアなど。その他、司法試験に合格できれば弁護士にもなれます。
しかし、学歴がないと出来ない仕事の方が圧倒的に多いのも事実です。特に人から雇われる仕事は、昔も今も学歴があった方が優位になるのは避けられません。
後悔
よく高校中退すると後悔すると言われていますが本当にそうでしょうか?
万人に聞いたわけではないので分かりませんが、ボクに関して言えば後悔は全くありません。
と言うのは、大人になってわかることですが、仕事とは、大学卒業したからいい仕事につけるわけでもありませんし、いい仕事につけたから幸せではないと言えるからです。
確かに、大学を卒業して誰もが知る会社に就職すればいい給料をもらえたかもしれません。しかし、それが通じるのも平成までと考えた方がいいかもしれません。
これから先、大企業と言われている企業は軒並み窮地に立たされるでしょう。
ですので、これからは大企業や大学などの看板に頼らずにどうしたら生き残れるかを個人個人が考える時代になっていくのです。
学歴にこだわらず、自分の力を生涯磨き続けられる人が生き残るのです。
高校を中退しないと決めたら取るべき行動
最後に高校中退を考え直そうと思った場合、どうするかを考えてみましょう。
いろいろと考えてはみたが、やはり高校だけは出ておいた方がいいなと考え直したあなた、とても素晴らしい決断です。
しかし、その場合、自分の中にある問題をどのように解決していくのかを考えなくてはなりません。
決して焦らずに、自分一人で抱え込まずに問題を解決していきましょう。
また、解決しようとせずに逃げてもいいんです。災害があれば逃げるべきであるように、どうしようもないことから一時的に非難することは悪いことではありません。
自分にとって最良の道を見つけましょう。
まとめ
〇高校中退メリット
- 今の生活から逃げられる
- 気持ちが楽になる
- 休息時間を得られる
〇高校中退デメリット
- 進学が困難になる
- 就職が困難になる
- 資格が取れない場合がある
- 人間関係が希薄になる
- 高校中退という負い目を感じる
- 親の反応が気になる
〇高校中退後の進路
- 転入
- 編入
- 大学検定
- 就職
- その他
- 引きこもり
〇高校中退後の人生
- 生涯賃金=大卒と1億円の差が付く
- 結婚=未婚率が女性で15%、男性で35%上がる。
- 仕事の選択肢が極端に狭くなる
- 後悔=人による
本記事は、高校中退を考えているあなたに少しは道を示せませましたか?
正直言って、高校中退はデメリットが多く、将来的に見てもあまりよくない選択であることがいろんなものを見ても明らかです。
しかし、今後は益々、変化する世界では今まで常識であったことが通用しなくなるかもしれません。そういう世の中でどのように生きていけばいいのか、それは、自分でやれることを増やしていくことだと思います。
自分で情報を吟味して、出来ることをやり、助けてもらえるところは助けてもらう。失敗しても何度でもチャレンジできる人こそ、成功に近づくのです。
高校中退を考えているあなたは、これで人生終わりではなく、むしろ、ここからが始まりであり、この苦難を乗り越えて、自分を成長させることが高校中退してよかったと言える道なのです。